第29話

26 見学
57
2019/10/29 09:10
午後5:03
着いた場所は、沢山のお墓がある場所だった。そのお墓の先には、大樹があった。
妖夢「この白玉楼は、お亡くなりになった方々を閻魔王様の所へお送りする役割を持っています。人間の言葉で言う三途の川みたいな役割です。お亡くなりになった魂が此処に集まり、大閻魔に引き渡します。そこで、天国が地獄に行くのか審判がされます。」
凜々「あの、妖夢さんちょっと良いですか?」
妖夢「妖夢でいいですよ。あと敬語を使わなくてもいいです。」
凜々「うん、分かった。妖夢も敬語とか使わなくてもいいよ。それよりも質問。」
妖夢「そうですか、では、気軽に話させて頂きます。質問の方は何?」
凜々が話題を変える
凜々「天国と地獄に行った魂は、そのあとどうなるの?」
妖夢「あ、そういう事。まずは天国から。天国に行った魂はその後、また新しい命を授かり生まれ変わります。地獄に行った魂は、火炙りなど、様々な刑に処されます。成仏は人間で言う所の死と同じで、その魂がずっと機能しなくなることを言うのよ。」
サラッと、物騒な事を言った妖夢を、凜々は一瞬恐怖を感じた。
妖夢「あ、そんな事を言ってる間に、魂が戻って来ましたね。最近は、魂が多く来るんですよ。」
そう言って、妖夢は魂の所へ飛んでいった。

プリ小説オーディオドラマ