第285話

ぎゅー 日向翔陽
10,567
2022/05/18 12:00








「あ、翔陽だ。」






いつもと代わらない朝。
通学路を歩いていると、
よく見かけるオレンジ頭が。









今日は朝練が無いのか、
ゆっくり自転車をこいでいる。









走って彼に近づいた。









「翔陽!おはよ!」




日「おおっ!おはよー!」






朝から明るい笑顔を見せてくれる彼。








私は彼のヒマワリみたいな笑顔が
すごく好きだ。









彼は自転車を降りて、
一緒に歩いてくれる。









「来週からテストだねー。」




日「え"」








面白い反応も見れたり。









色々話しながら歩いていると、
忠を見つけた。









「おはよ。月島は?」



山「あっ、おはよ!
  ツッキー今日風邪なんだって。」




日「月島が風邪?!?!」





「月島も人間だから風邪引くよ。(笑)」









三人で並んで歩いていると、

自然と幼馴染みの忠と
思い出話に花が咲いてしまう。









気がつけば教室に着いた。









「はぁ~、楽しかったー。」





日「ふーん、」









あまり興味の無さそうに
相づちを打つ翔陽。









日「あーっ、胸がモヤモヤするー。」





「え?なんで?」






日「あなたと山口が仲良くしてて、
  なんか変な感情が。」





「たぶん、ヤキモチ?」





日「そっか。」





「うん。」






日「抱き締めてくれ。」







「へっ?!いきなり?」








翔「うん。」









よく分からないまま、
彼を抱き締める。









「こ、こう?」





翔「ありがとう。元気出た!」









忠に嫉妬をして
甘えてきた翔陽でした。





(部活前にチャージさせて。)
(えっ?うわぁっ//)
(んー…)
(みんな見てるよ!////)
(気にしない。)

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