第1挑戦者 影山飛雄
あなた『はぁ…今日も疲れたーっ!』
そう言って正門を通っていつも通り帰ろうとした。
そしたら珍しい人物発見。
影山『…よぉ…。練習お疲れ。』
お疲れって言ってるのに顔は怒ってるのかこっちも見ないし。
これは早く帰った方がいいな。
あなた『じゃあね!また明日!』
そう言って帰ろうとしたら
腕を掴まれた。
顔は俯いたまんまで。
大丈夫か…?なんか恨みでも持たれた?
.
.
影山『あなた待ってたんだよ悪いかこら。』
ようやく見たと思ったら顔もりんごみたいに真っ赤に染まっていた。
うわ、なんか可愛いかも。
影山『何笑ってんだ!
あ!別に帰る奴がいないわけじゃねぇぞ!
ただあなたと帰りたかったというか…っ
とにかく…ほら。帰るぞあなた。』
影山は私の手を強引に繋いで
笑顔でそう言った。
(あ、今のは反則だな)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
数日後
影山『恥ずかしい死にたい。』
田中『ほら帰るぞ…あなた!(イケボ)』
弄りたおされた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!