第69話

愛される人-合同合宿-⑧
23,653
2021/03/05 12:23
侑「お前らなにしとるん?」

女「え、あ、侑くん!?」

侑「名前呼ぶなや。それより、そいつに何しとったん?」

及川「あなたちゃん!?大丈夫!?」

『大丈夫です...』ポロポロ

研磨「その人たち、誰かのファンでしょ。そっち
任せるから。あなたおいで。」

『コクリ』
研磨と日向に両脇を支えられて体育館に戻る
及川「おい。あなたちゃんに何してたんだ?」

女「ビクッ」

侑「はよ答えろや!」

女「あの女、ブスのくせに侑くんとか及川さんとか、
黒尾さんとかイケメンたちにチヤホヤされているから」

菅原「は?それで?」

女「............」

澤村「何黙ってんだよ!」

女「ムカついて...殴りました...」

黒尾「殴っただけじゃねぇよな!?」

女「ヒッ」

瀬見「あと何したんだよ!」

女「け、蹴りました...」

赤葦「外見だけじゃなく、中身までブスなんですね。
可哀想ですね。」

月島「うわ、正論。」

二口「二度と目の前にその汚ぇ面晒すな。」
ニロファンごめん🙇ニロこんな事絶対言わないよね笑

女「で、でも私たち本当のファンで...」

侑「俺らの大切なあなた傷つける奴はファンやない。
あなたを泣かす奴は誰であろうと許さへん!!」
みんな、まだまだ言いたいことはあるけどあなたが心配で
体育館に戻ろうとする。
女「ま、待って...謝るからっ!」

佐久早「汚ぇ手で触んな!触れていいのはあなただけだ。」

呆然する女たちを残してあなたのもとへ行くメンバーたち。
_________
及川「あなたちゃん!大丈夫?」

『研磨と翔くんに手当してもらいました!!』

黒尾「ごめんな、俺らのファンが...」

『いえ!それより、練習時間無駄にしちゃって
ごめんなさい。』

菅原「何言ってんの。あなたのせいじゃないべ。」

岩泉「そうだぞ。あの女共が悪い。」

澤村「よし!じゃあゲーム始めるか!」
一部始終を見ていた合宿参加校のバレー部ファンたちの
間であなたに手出しをしてはいけないというルールが
設けられた。
_________
無事に残りの練習が終わり、夕食の時間
北「あなたはどないしたん?」

日向「あ、体育館掃除してから食べるから先に食べてて
って言ってました!」

澤村「誰か手伝ってる?」

日向「影山と国見と京谷さんが手伝ってます。」

及川「狂犬ちゃんが?」

岩泉「あいつあなたには素直だぞ。自分から話しかけるし」
及川「俺のことは一切無視なのに?」

月島「嫌われてるだけなんじゃ。」ボソッ

研磨「同意」

赤葦「間違いないですね」

及川「ちょっと!! 聞こえてるんだからね!?
俺、君たちより先輩だよ?」

月島・研磨・赤葦「............」

及川「無視しないで!!」
その頃の体育館
影山「国見!あなたさんにくっついてないでモップ掛けろ!」

国見「充電中...」

『国見ちゃん、そろそろモップ掛けよう?』

国見「あなたさんが言うなら...」

京谷「国見って、中学ん時もあなたさんに
ベッタリだったんですか?」

『うん。懐いてくれるから可愛いの!!』ニコッ

京谷「っ!?///」バタン

国見「っ///」バタン

影山「........」(立ったまま気絶)

『えっ!ちょっと!みんな!? どうしたの!?』
この後、慌てて澤村と及川を呼びに行ったあなた
3人は無事に回収された。
_________
4日目の夜は音駒部屋へ行くあなた。
『お邪魔しまーす...』

黒尾「おいでおいで、」

研磨「もう傷は大丈夫?」

『うん!手当ありがとね!』

山本「あの女たち許すまじ!」

福永「コクコクコクコク」

夜久「ファンたちに何かされたら、すぐ言えよ?
絶対助けるから」

海「そうそう、遠慮しないこと。隠し事しないこと。
いい?」

『はい、分かりました』ジーッ

海「ん?なに?」

『いえ、海さんって、お父さんみたいだなって。』ニコッ

リエーフ「ぐっ//// 」バタン (鼻血付き)

福永・山本「バタン」(鼻血付き)

研磨「ほんとになんなの...」

夜久「いつになったら倒れなくなるんだ?」

海「今は部屋だけど、倒れる度に運ぶこっちの身にも
なって欲しい...」

黒尾「うちの部の将来が不安なんだけど...」

研磨「俺も...」
やっぱり我関せずでニコニコ見守るあなたに
もだえながら、眠りにつく音駒メンバー。
ちなみにあなたの両隣は海と研磨の安心安全組。
_________
ゆん
今日はここまで
ゆん
次はもしかしたら、ラストです!
そろそろ、飽きた頃でしょう笑
ゆん
❤⭐💬してくれると嬉しいです!








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