第49話

君に選ばれたい-青葉城西-③
26,322
2021/02/11 12:00
及川side


岩泉「そろそろ昼飯食わねぇ?」

花巻「そうだなー、場所探すか。」


ふとあなたちゃんの口元の横に

ソフトクリームが付いている。


及川「あなたちゃん、ちょっとこっち向いて?」

あなた『え? ...っ!?』


俺はぺろっと舌で舐めた。


あなた『な、何するんですか!?』

及川「ごちそうさま」 ニコッ

あなた『ちょっ、及川さん!?』

及川「俺、好きな子にしか、こんなことしないからね?」

あなた『え?』

及川「好きだよ、あなたちゃん」

あなた『っ////』

及川「帰りに返事聞かせてね」 ニコッ


真っ赤になるあなたちゃんが可愛くて、

ついつい、からかいたくなっちゃう。

あなたちゃんを振り返って、

ぺろっと舌を出して見せた。
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岩泉side


及川「みんな、俺あなたちゃんに告ったから。」

松川「お前が一番乗りだったかぁ。じゃあ、あとは4人だな」

国見「負けない」


昼はあなたが弁当を作ってくれた。


岩泉「これ、全部1人で作ったのか?」

あなた『そうですよー!こう見えて料理は得意なんです!』

国見「お嫁さんに欲しい...」

及川「ちょっ!! 国見ちゃん!? 」
「どさくさに紛れて何言ってんの?」

松川「全部うまいな...」

岩泉「こんだけの量作るの大変だっただろ??」
「材料費だってかかってるんだろうし...」

あなた『誕生日に沢山いただいたので、そのお礼です』ニコッ

岩泉「っ///」


可愛い上に料理もできるとか、最強だろ...

ゴーカートに乗ろうということになり、

組み合わせを決める。


あなた『あ、私、岩泉さんとだ!! 安心!!』

岩泉「俺も初めて乗るけど...」

あなた『でも、何となく安心感が...』

花巻「それは分かる...」

乗り終わった

あなた『やっぱり岩泉さんは安全運転でした!』ニコニコ


降りる時にあなたに手を貸し、

そのまま軽く引っ張ると、俺の胸に飛び込む形になった。


あなた『す、すみません...』

岩泉「好きだ。」
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花巻side


岩泉「俺は済んだぞ。」

花巻「残り少なくなると緊張するな。」

松川「確かに...」


お化け屋敷に行くことになり、あなたとペアになった。

これはチャンスじゃない?


あなた『は、花巻さんっ!手、手握ってもいいですか!?』

花巻「!? あ、怖い?? いいよ。ほら。」

あなた『うぅ...ありがとうございます...』


途中から手どころか、腕にしがみついてくるから、

胸が当たって集中出来ない。


あなた『キャ---ッ!?』


正面からしがみ付かれて、必死に理性と戦う。

すみません と言って

離れようとするあなたの腰を掴み、自分に寄せる。


あなた『は、花巻さん?』

花巻「俺、あなたのことが好きなんだ。」

あなた『え?』

花巻「じゃあ、いこっか!」ニコッ


そのままあなたの手を引き、お化け屋敷を出た。


及川「まっきー、あなたちゃんとでいいなー!」
「俺なんか国見ちゃんとだったから最初から最後まで」
「ずっと無だよ!! 全然敬ってくれないんだよ!?」

国見「及川さんに敬えるとこ、ありましたっけ?」

及川「久しぶりに返事してくれたと思ったらそれ!?ひどい!!」
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松川side


花巻「俺も言った。」

松川「あとは俺と国見だな。てか、花巻、顔赤くない?」

花巻「あなたの胸が当たってたから...///」

及川「ずるい!! 俺もあなたちゃんの胸触りたかった!!」

あなた『!? 大声で何てこと言ってるんですか!! 変態!!』

及川「えっ!? ちょっ!! 待って!! 」


喉が渇いたので、俺とあなたで買いに行くことになった。


松川「あなたはさ、彼氏いたことあんの?」

あなた『あれ?言ってませんでしたっけ?』

松川「え?まさか今いるとか?」

あなた『今はいませんよ。いたらさすがに今日来てません』

松川「なんだ、びっくりした...」
「じゃあ言ってなかったってなんの事?」

あなた『私、中学ん時は影山くんと付き合ってたんですよ』

松川「えっ!? 影山って、あの!?」

あなた『そうです笑』

松川「...意外すぎる...」

あなた『そうですか?2年付き合いましたよ。』

松川「長っ!! じゃあ影山が最後の彼氏?」

あなた『最後というか、唯一の彼氏ですね』

松川「そっかぁ。じゃあさ...」
「最後の彼氏、俺に上書きしない?」

あなた『へ?』

松川「あなたのこと好きだから」


買ったばっかりの飲み物をもって、みんなのところに戻る

走って後ろから着いてくるあなたの顔は、少し赤かった。
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国見side


松川「俺も言ったぞー」

及川「あとは国見ちゃんだけだね。」


最後に観覧車に乗ろうということになり、組み合わせを決める。


国見「パアアアア あなたさんとだ!」

あなた『え、何今の顔!! 可愛い!!』

国見「あなたさんの方が可愛いです。」


いざ観覧車に乗ると頂上が近づくに連れ、

あなたさんの口数が少なくなる。


あなた『国見ちゃん...そっち行ってもいい??』

国見「怖いんですか?」

あなた『怖いんです...』

国見「いいですよ、来てください。」


俺の隣に座って、手をぎゅっと握っている。

その握られた手の上から自分の手を重ねた。

こちらを向くあなたさんの顔は目の前。

キスしたくなるのを必死に堪え、耳元で囁く。


国見「俺、あなたさんのことが好きです。」
「可愛くても、男ですからね?」
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あなたside


国見ちゃんと観覧車をおりると、みんなが待っていた。


及川「さて、あなたちゃん。誰と付き合うか決めた?」

松川「先に言っとくけど罰ゲームじゃないからね」

岩泉「俺たち、みんな本気だから」

花巻「誰を選んでも、俺たちはずっと仲間だから」
「安心して選べばいいよ」

国見「あなたさんの気持ちを尊重します。」


私は、大好きな人の前に立った。


あなた『私も好きです。よろしくお願いします。』
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ゆん
あえて、相手は決めないでおきます
自分の推しを想像してくださいね
ゆん
長かったなぁ笑
次何書こうかなー笑
楽しみに待っててくれると嬉しい
ゆん
❤ ⭐️ 💬 よろしくお願いします!
ゆん
かっこよ死する。
あ、著作権とかやばいやつかな...

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