あれからご飯を食べたけど
胸糞悪くてなかなか食べ進まなかった…。
とりあえず
食器を洗った。
歯も磨いた。
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#次の日→→→
太陽の匂いが部屋中に広がる。
僕のベットの上に俺以外の人がいることがわかった。
正体は
僕の布団の半分を
使っている。
グガがいた。
彼を避けて
朝の準備をするために
立とうとした。
と、振り向いたが
「行かないで。」
と聞こえた気がする…
と、
僕の手を彼がグッと寄せ付けた。
一気に彼の顔が目の前に来た。
やっぱり彼からだった。
「行かないで」
誰に対してかは分からなかった。
ただ、
今にも潰れそうな声で
そう呟いていた。
汗も尋常ではなかった。
僕はそっと彼の頬に手を翳した。
グガの頬に涙がつだう。
彼の頬に手を翳していたが、
そっと彼の目が開いた。
すると、僕のほっぺを優しく彼の手が包んできた。
ぱっと、
彼から離れた。
学校の準備を全くしてないことに気づいた。
急いでパジャマから制服に着替えた。
顔も洗った。
ご飯を食べて食べる時間がなかったので
とりあえず、
歯磨きだけはした。
と、一言残し
僕は学校に向かった。
さっきあった事はなかったフリをしながら。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。