亜蘭said
今日は何で週刊文春訂正が出たか問い詰められるんだろうな。そう思いながらリビングに下りる。
翔也:ねぇねぇ亜蘭何で週刊文春訂正が出たの?
早速来たよ❗これ正直に言ったがいい感じ?まぁ、軽く誤魔化しながら話すか。
純喜:それ俺も知りたい
亜蘭:うーん、簡単にいうと私たちはカップルみたいな関係ではありませんっ
ていう証拠を持っていってもらったの
景瑚:そういうことか
納得してくれて助かった~。そう思いながらむねを撫で下ろしていると翔也君が耳元で
翔也:のちのちそういう関係になるんだけどね。
っていってきた。それを聞いてドキッっとしてしまった。私は翔也君が好きなのかもしれない。でも、私には忘れられない人がいる。その人を忘れない限りこの恋は実らないと思った。もう、あの人はいないんだ。忘れなきゃ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。