@レストラン
翔也:諒真さんの過去は分かったんですけど、亜蘭さんは?
奨:チヨッ翔也
翔也:聞いたらダメでした?
亜蘭:全然大丈夫ですよ。
そう言ってゆっくりと亜蘭さんは話始めた
亜蘭:私は両親が大好きでした。両親のことは信じきっていました。でも、
私の父親が私たちを裏切ったんです。詳しくは話せませんが母も父
に殺されました。私は逃げ切って、その時思いました。
自分は強くなる。もう人は信じない。と。今では諒真しか信じていま
せん。
この空間に重い空気が流れた
亜蘭:ごめんなさい、暗い話になってしまいましたね。出ましょうか❗
今日はごちそうさまでした。では、またお会いできるときまでさよう
なら。
そう言って俺たちは別れた
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。