無料ケータイ夢小説ならプリ小説 byGMO

第8話

1‐8
「ねぇ、彼岸。なんでそんなに死にたいの?」






唐突に言われた純粋な疑問。その答えにならない答えは私の人生のようなものだから。






『長くなるかも』

それでもいい。とでも言いたげにベットの上に隣並びで座っていた。私は机を挟んで正面に座った。

『私は、名字が 親が 親族が 無い』

『その環境の中で生きようとは到底思えなかったし自分の事がどうでも良かった。なにされようがどうとも思わない』






『それで生きている意味がない、そう思うようになった』






『意味がないなら、死んだ方がマシ』











『だから、死にたい』






『ただ、それだけ』
















『文句ある?』

首を傾げて自分の意思表示をした。






二人は苦虫を噛んだかのような顔をしていた。白髪の人が立ち上がって私に抱き付いた。団子頭の人も立ち上がって私の頭を撫でた。



『あ~、もしかして情湧いちゃった?そういうのやめてほしい』




でも、いつぶりだろう抱き締められるのも頭を撫でられるのも。施設の時以来だろうな。





















記憶に浸っていると押し倒されたことにコンマ数秒気づくのが遅れた。