「今日、忙しそうでしたね」
あなた)もしかしてさっきの聞いてました?w
「頑張ってるな〜思て見てましたw」
あなた)うわぁ〜まったく気づかなかった///
「あ、俺 藤井流星。」
あなた)流星??
流星)そ、俺の名前
あなた)あ!流星さん!!
流星)呼び捨てでええよ?お互い高校生やろ?
あなた)え、でも‥‥
明らかに私より、流星さんのほうが年上だよね?!
てか、流星さん高校生だったんだ‥‥
大人っぽいから、あっくんと同じくらいかと思った!
あっくんはちゃんとした大学生なんだよ〜!
淳太くんも大学生!
あっくんの2個上だったかな?
流星)じゃ、また来るな!あなたちゃんっ!
あなた)あっ、ちょっと‥!!
と、戸惑っていた私が返しそびれたお釣りを 手から取り、カランカラン と音を響かせお店を後にした。
流星さんのペースに呑まれ、嵐のように過ぎ去った時間。
あなた)‥‥え?、、///
ハッ!!として、ズボンのポケットを漁った!
バイトの制服に着替え終えたあと、カバンから落ちた生徒手帳を そのまま、ポケットに入れちゃったんだけど‥‥
もしかして‥‥、落としたの 拾われた?!
あなた)中みられてたら、どうしよう‥‥
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。