あなた)あのね!昨日、カフェにイケメンさん来たの〜♡
真衣)はいはい、よかったねw
自転車で隣を走る 真衣は、なんて適当にあしらいながらも、微笑んでた。
あなた)でねでね!その人、私の名前知ってたの‥‥
真衣)それがどうしたの?
あなた)‥‥え、なんでみんな、驚かないの?
昨日だって‥‥‥
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あなた)さっきイケメン!流星さんっていうんだけどね、私の名前知ってたの!!
あなた)‥‥なんでだと、思う??‥、、
照史)お前、気づいとらんの?!ww
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真衣)ほんと、頭いいんだか悪いんだかw
あなた)なんの話??
真衣)だーかーら!、みんながのことを名前で呼ぶから!それ以外、ないでしょ?w
言われて気づいた!
そうじゃん!!私のこと、みんな名前で呼ぶ‥‥。
淳太くん、あっくんはもちろんだけど、
常連客の方も、注文の時とか「あなたちゃんおねがーい!」と、私に声をかける。
ここは居酒屋か!って!w
あなた)個人情報って、何なんだろうね、
真衣)それだけの人に好かれてるってことでしょ?いいじゃん!
あなた)うん‥そうだといいな、、!!
真衣)もう少し周りの人 信用してもいんじゃない?‥‥まだ怖い??
あなた)‥‥あ!真衣 時間やばい!!
真衣)飛ばすよあなた!!
真衣の質問には、答えられなかった。
それが分かるからか、真衣もそれ以上踏み込んではこなかった。
あなた)わっ、置いてかないで!!
坂道を立ち漕ぎで、勢いよく降る背中を、私も全力で追いかけた!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!