照史)遅かったな?w
あなた)うん、淳太くんとお話ししてた!
カフェを一歩出ると、少し先に、車の運転席から顔を出すあっくんがいた!
照史)乗せてったるわ!
あなた)私 自転車だからいいよ、
照史)明日バイトやろ?家まで迎え行ってやるからええやん!
あなた)‥じゃあ乗る!ありがとう!!
あっくんの言葉に甘え、車に乗り込んだ!
きっと、ふたりが私のことをいつも以上に構ってくれるのは‥‥‥
あなた)生徒手帳の中身、見たでしょ?
照史)あ〜バレたぁ?
あなた)この間は見てないって言ったのに!w
照史)ちゃうねんて!見てへんけど、、触ったら分かるやん?
あなた)別にいいけど〜〜!
照史)信じてへんやろ?w
あなた)信じてるよ!w、指輪なんて入ってたら誰でも気付くし!
あっくんと淳太くんなら、嫌なことなんてないよ。
あの時、私を助けてくれたのは紛れもないこのふたりだから。
あなた)今さら泣いたりなんかしないから、大丈夫だよ。
照史)‥‥おん、、
あなた)って、淳太くんにも言ってください!!
照史)自分で言えや!w
昔、ある人からもらった指輪。
忘れるなんて、できないから。
しちゃいけないから。
私はもらった指輪を、生徒手帳へと隠した。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。