神山)ほら!あなたもおいで?
進んだ扉の先に立つ智くんは、優しく微笑み私を手招きする!
神山)俺らの活動場所!陽当たり抜群やろ?w
あなた)ふふっ、重要なのそこですか?ww
神山)夏になるとな、夕陽がむっっちゃ綺麗に見えるんやで!!
あなた)それ、好きな人と見るの憧れますw
神山)なら‥、
神山)‥‥俺と一緒に見ーひん?///
い、一緒に??!!?!?
私と、智くんが?‥‥!!?!
神山)嫌?w
あなた)っ、嫌じゃないです!!!
神山)ふはw食い気味ww
あなた)だ、だって!‥‥‥//
神山)じゃあ約束な!!
そう言って、小指を絡めてした約束。
神山)ほら!やっぱ笑ってるのが1番や!
神山)何に悲しんでるんかは分からんけど、俺がなんでも聞くで?
あなた)悲しんでなんか、ないです
神山)なら 俺が先輩やって知った時、悲しそうな顔したんは気のせい?
あたかも、お見通し かの様に聞いてくる智くんから、目が逸らせなかった。
あなた)‥‥智くんは智くんで、‥、、先輩は、先輩‥‥だから、、
自分でも、何言ってるのか分からない意味不明な言葉だなって改めて思う。
でも、智くんはそれすらも笑い飛ばしてくれた。
神山)日本語ぐっちゃぐちゃやで?ww
神山)けどまぁ、俺は俺やから、いつでも来ぃや?
あなた)‥ありがとうございます!
この時は約束だって、叶うと思ってた。
智くんと、逢えなくなる日が来るなんてことも、1ミリも思ってなかった‥‥‥、、
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。