第25話

久しぶりの再会
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2020/08/04 12:27



智母)いらっしゃい!あなたちゃん!



あれから数日後、智くんの家の前に立つ私はひどく緊張していた!





智母)どうぞ中入って!


あなた)お、お邪魔します‥‥!











リビングへ連れられると、「好きにしてていいよ」と投げかけられた。






好きにしててもいいって、人の家で何すれば‥‥







部屋をキョロキョロと見渡していると、視界に入った写真。


棚の上に、いくつも並べられていた。







あなた)この写真、見てもいいですか?


智母)いいわよ〜!その智洋はね、小学生くらいやったかな〜


あなた)この写真の智くん、めっちゃ笑顔で‥‥、、






キッチンに立つ智くんのお母さんに、「可愛い」と続けようと振り返ると、



閉めたはずの扉の向こう側に、彼がいた。







































神山)‥‥そこのソファ、座っとって





お互いに見つめ合い、言葉を探し続ける無言の時間。


そんな私たちを見た智くんのお母さんは、「あなたちゃんに飲み物出してあげて!」と、彼をキッチンへ呼び寄せた。




そして、「ちゃんと話しなさい。」と部屋を後にした。









神山)ごめん、お茶しかなかったんけどええ?



自分用と私用のコップを持ってきた智くんは、そう言って静かにそれを机に置く。





あなた)うん、ありがとう













言いたいこと、ちゃんと言わなきゃ‥‥。


だけど、私が何か言える立場なのかな、、






私が学校で あんなことにならなければ、智くんだって怪我しなかったし、


学校だって変える必要もなかった。










そう思うとやっぱり後ろめたくなって‥‥‥。


俯くことしかできなかった。











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