第62話

悪天候
4,012
2021/11/28 05:39
(なまえ)
あなた
すごい雨…
さとみ
さとみ
帰れそう?
今日はさとみくんのお家に来て、一緒にゲームをして遊んでましたが、帰るとなった途端、大雨、強風になってしまい、さとみくんの家で待機中です。
さとみ
さとみ
うわ、
さとみ
さとみ
ここら辺、大雨と暴風警報出てるよ…
(なまえ)
あなた
これじゃあ車で行くのも危なそう…
窓に叩きつける雨。
ゴオオオォと吹き付ける風。
さとみ
さとみ
あなた、窓の近くは危ないかもだから、
さとみ
さとみ
離れとけ
(なまえ)
あなた
うん…
その瞬間、
ピカッと空に稲妻が走り、雷鳴が響き、部屋が真っ暗になった。
(なまえ)
あなた
うわぁっ!?
さとみ
さとみ
停電か、?
部屋の中は真っ暗になって、視界がよくない
(なまえ)
あなた
す、スマホ…
手探りでスマホを探そうとすると、椅子に小指をぶつけた。
(なまえ)
あなた
い"っ!
さとみ
さとみ
大丈夫か
さとみ
さとみ
下手に動かないほうがいいな…
さとみ
さとみ
あなた、こっち来れる?
(なまえ)
あなた
うぅ〜ん、、
さとみくんの声のする方向へ向かうと、なにかにつまずいた
(なまえ)
あなた
あ、!
転ぶー
そう思ったとき何かに支えられた。
(なまえ)
あなた
さ、とみくん?
さとみ
さとみ
大丈夫か
さとみくんの腕の中にいることに気がついた。
(なまえ)
あなた
うん、…
ガッシャーーーーーーーン!!
今までに聞いたことがない雷鳴が響いた
(なまえ)
あなた
ひっ、
さとみ
さとみ
大丈夫、大丈夫
さとみくんが頭を撫でてくれる。
こんなに嵐みたいなの初めてだから、少し、怖い
さとみ
さとみ
停電はすぐ戻るよ。
(なまえ)
あなた
さとみくん、ずっと喋っててほしい…
(なまえ)
あなた
さとみくんの声落ち着く…
さとみ
さとみ
うん、?何話そうか
さとみ
さとみ
むか〜しむかし
さとみ
さとみ
あるところに…
(なまえ)
あなた
やっぱり大丈夫
さとみ
さとみ
なんだよ〜w
そして再び雷が鳴る
(なまえ)
あなた
うぅ……
さとみ
さとみ
大丈夫だよ
さっきよりもギュッと抱きしめてくれて、さとみくんの心臓の音が聞こえる。
さとみ
さとみ
吊り橋効果って言って、
さとみ
さとみ
こういう場面で男女が一緒にいると…
(なまえ)
あなた
知ってるよ。
(なまえ)
あなた
でも、私はもうさとみくんのこと好きだって分かってるから関係ないと思うよ
さとみ
さとみ
……
さとみ
さとみ
なにそれ笑可愛いね笑
すると、突然、耳の近くで











さとみ
さとみ
愛してる
(なまえ)
あなた
ふぇ!?
さとみ
さとみ
あなた耳弱い?
(なまえ)
あなた
ビックリしただけだよ…
さとみ
さとみ
そーなんだぁ〜
しばらくすると雨も風も弱まってきて、さとみくんの匂いに包まれているので、眠気が襲ってきた。
さとみ
さとみ
停電はなおらないなぁ〜
(なまえ)
あなた
ん、……うん…
さとみ
さとみ
ふふ
さとみ
さとみ
寝てもいいよ。
さとみ
さとみ
オレがずっとこうしておいてあげるから
(なまえ)
あなた
うん……
瞼が下がってきて、そのまま眠った。

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