今日はさとみくんのお家に来て、一緒にゲームをして遊んでましたが、帰るとなった途端、大雨、強風になってしまい、さとみくんの家で待機中です。
窓に叩きつける雨。
ゴオオオォと吹き付ける風。
その瞬間、
ピカッと空に稲妻が走り、雷鳴が響き、部屋が真っ暗になった。
部屋の中は真っ暗になって、視界がよくない
手探りでスマホを探そうとすると、椅子に小指をぶつけた。
さとみくんの声のする方向へ向かうと、なにかにつまずいた
転ぶー
そう思ったとき何かに支えられた。
さとみくんの腕の中にいることに気がついた。
ガッシャーーーーーーーン!!
今までに聞いたことがない雷鳴が響いた
さとみくんが頭を撫でてくれる。
こんなに嵐みたいなの初めてだから、少し、怖い
そして再び雷が鳴る
さっきよりもギュッと抱きしめてくれて、さとみくんの心臓の音が聞こえる。
すると、突然、耳の近くで
しばらくすると雨も風も弱まってきて、さとみくんの匂いに包まれているので、眠気が襲ってきた。
瞼が下がってきて、そのまま眠った。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!