時代は企業の宇宙進出が進み宇宙移民者「スペーシアン」と地球居住者「アーシアン」の対立する激化の時代。ここは小惑星フロント『フォールクヴァング』にある「ヴァナディース機関」のラボではカルド・ナボの主導の元、地球のオックス・アース・コーポレーションのMSガンダムが開発されていた。
彼女らはヴァナディース機関に所属している「エルノラ・サマヤ」と「ナーサリー・あなたの苗字」。優秀なガンダムのパイロットである。
さっきまで順調に進んでいたがここで止まってしまう。これで何回目だろうか。なかなかこの機体は行ってくれない
エルノラは実行しようとするが彼女にとめられる。彼女は「カルド・ナボ」ヴァナディース機関の主導者だ。
大きく元気な声が聞こえ二人がガンダムから顔を出すと4歳くらいの女の子二人がこちらに来ていた。
彼女らはエルノラの子どもである「エリクト・マサヤ」とナーサリーの子どもである「あなた・あなたの苗字」。
エルノラたちは二人に叱るが彼女らはガンダムの方へ向きキラキラした目をして言う。
エルノラが調節している機体ガンダムXGF-02『ルブリス』とナーサリーが調節している機体ガンダムXGF-01『ステラ』。彼らは調節中なのである。
ここでは幸せな毎日が続くと思っていた。まさかこんなことにもなるなんて誰も思ってはいなかった。
彼らはエルノラの夫でありエリクトの父「ナディム・マサヤ」とナーサリーの夫でありあなたの父「アーラシュ・あなたの苗字」である。
エルノラの家族とナーサリーの家族は一緒にここに住んでいる。そして今日はエリクトの誕生日。家族揃ってお祝いするのだ。
ピョンピョンと飛び跳ねてアピールするエリクトとあなた。すごく綺麗なリビングになっていたのである。
そう簡単には行かないものである。評議会ではガンダムを禁止する手筈を整えていたのである。
エルノラは右手を…ナーサリーは右足がガンドになっているのである。ナーサリーは朝に変えたばかりなのでとまることは無い。
エリーは早く祝って欲しくてわがままを言い出した。エリーはまだ四歳。早く祝って欲しいのも頷ける。
そのころエリーとあなたはというとガンダムたちが置いてある倉庫へと勝手に来ていたのである。
ルブリスのハッチから出てきたのは先生…つまりカルドだった。調節をしていたのだろうか。
そういうとエリーとあなたをルブリスとステラに乗せる。初めてのガンダムにあなたは心を躍らせていた。
エリーとあなたがガンダムに話しかける。するとカルドのスマホに電話の着信がなる。
ここからが悲劇の始まりであった。一隻の船が入った途端機関の中が血で染る。どんどんと人が殺されているのである。
ナディムとアーラシュはルブリスに乗り外へ向かう。敵を倒すために。すべては家族のため仲間のために。
空を飛ぶ二機のガンダム。それはどのガンダムよりも格が違う。次々と敵の機体を殲滅する。
アーラシュは走馬灯を見る。愛する妻のナーサリーと愛する娘のあなたのことを。宇宙では四人の誕生日ソングが流れていた。
最後は…娘であるエリクトとあなたの歌声とエルノラとナーサリーの鳴き声が聞こえるだけであった…
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!