どこか行ってしまったミオリネを探して歩き回るスレッタとあなた。ミオリネの行き先は二人にもわからずそこらへんをうろうろしていた。
あなたはスレッタを落ち着かせるため背中を撫でる。たしかにこのままウロウロしていても迷惑になるだけだ。どこかに移動しなければ。
また謝ろうとしたスレッタにデコピンをお見舞いする。スレッタは痛そうに額に手をあててしゃがむ。
そしてみんなからミオリネがどこに行ったか聞き回った結果、ひとつの建物にたどり着いた。
スレッタの言葉を遮ってまで否定するミオリネ。なにか事情がありそうだ。
彼女の父親はこの学園の理事長であり、ベネリットグループの総裁でもあるデリング・レンブランだ。彼はこの国では英雄と謳われる人物だ。
ミオリネが持っているのは赤くてつるつるしててきらきらと輝くトマトであった。しかし初めて見る二人からすれば未知なものだ。
あなたは横からものすごい腹の虫が鳴ったものだから横を見てみると顔を真っ赤にしたスレッタが
二人はおそるおそるトマトにかぶりつく。その次の瞬間二人の目がきらきらと輝く。
ミオリネはスレッタの謝罪を遮りスレッタとあなたに生徒手帳を出すよう言った。
後ろからやってきたのはさっき決闘していたミオリネの婚約者、グエル・ジェダークとその弟と取り巻き2人がそこにいた。
グエルはミオリネのプラントに許可なくズカズカと入っていく。ミオリネの顔はすごく嫌そうだ。
するとキレたのかグエルはミオリネの大切なプラントを壊してきた。さすがのあなたもイラッときたのかグエルの頬を引っぱたいたのだ。
あなたは襟を掴み何倍もの身長や体重があるグエルを片手で持ち上げる。さすがのみんなも驚いていた。
というわけで決闘が始まってしまった。初めはグエルVSあなた。その次はグエルVSスレッタだ。
赤と青の機体が戦場に降り立つ。皆は言った彼女の機体は天使であったと…皆が言った彼女の機体はこの世のものではないと…
これから始まるのはどんな試合か…普通の試合か…それとも…本当の…戦いか…それはまだ誰も知らない
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。