幻想入りした私は、幻想郷を観光することになった。最初は紅魔館。どうやら吸血鬼の姉妹が住んでいるらしい。
霊夢は紅魔館に向かいながら言った。今回は霊夢にかかえてもらって紅魔館に向かっている。どうやら、幻想郷のみんなは『能力』と言うのを持っているらしい。霊夢は『空を飛ぶ程度の能力』、そして、魔理沙は『魔法を扱う程度の能力』だそうだ。
霊夢は魔理沙の箒に乗った方がいいんじゃないか、と言ったが私は頑固拒否した。またあの時と同じことをされると思うと…冷や汗が止まらない。
霊夢は苦笑いながら言った。
魔理沙は元気よく言った。
そう言うと、霊夢が高度を落とし始めた。どうやら、その紅魔館と言うところに着いたみたいだ。
私が見たのは…とても大きなお城だった。こんなところに住んでいるのなら、使用人などがたくさんいるのだろうか。どちらにせよ、不適切な態度を取らないようにと、私は気を引き締めた。
そう言って魔理沙は先に行った。すると女の人が門の前に立っていた。
そう女の人は言った。
なぜ私の名前を知っているのだろうか。
私は聞いた。
そう魔理沙が答えた。
美鈴が門を開けながら言った。
そう言って魔理沙はズカズカの中に入っていった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。