第2話

二度目のおはよう
2,251
2019/01/07 22:08
――
――――
――――……
あなた

ん……

空良
空良
起きたか?
あなた
あなた

うん。
おはよう、空良そらくん

空良
空良
ああ、おはよう
朔良
朔良
おはよう、あなた
朔良
朔良
昨日のあなたも、可愛かった……
あなた

朔良さくらくん、おはよう

あなた

あ、あれ……。
昨日、わたし……

昨夜、二人に愛されたのは覚えている。
――それも、さんざんに……
だけど、おやすみを言った記憶がないのだ。
朔良
朔良
ああ、やっぱり覚えてないんだね
朔良
朔良
普段のキミからは想像もつかないくらい乱れて……
朔良
朔良
本当に、気持ちよさそうだった
あなた

……!!

空良
空良
ああ。自分から俺たちを求めてきて……
空良
空良
だから、お前が泣き出すまで可愛がってやった
朔良
朔良
ごめんね。ちょっとやりすぎちゃった……かな
朔良
朔良
キミがすごくえっちで……
朔良
朔良
僕たちも我慢できなかったんだ
あなた

わ、わたし……

空良
空良
いいじゃねーか、それで
空良
空良
俺たちに本心を、本当のお前を曝してくれたんだよな
空良
空良
お前は俺たちのことが大好きで……
空良
空良
俺たちに心も体も、深いところまで可愛がってもらいたい……
空良
空良
それがお前なんだろ?

あなた
あなた

わたし……

朔良
朔良
いいんだよ、あなた。僕たちの前では正直になって
朔良
朔良
僕たちふたりのことが大好きで……ひとりなんて選べなくて
朔良
朔良
三人でするのが好き……
朔良
朔良
それがあなた、キミでしょ?
あなた

……っ

あなた

わ、わたし……

昨夜のことは途中までしか覚えてないけど……

二人に抱かれて、あまりに気持ちよくて乱れてしまったことはわかるのだ。
わたしは、本当に――
あなた

す、好き……だよ

朔良
朔良
何が好きなの?
あなた
あなた

二人のことが、大好き……

あなた

二人と――

空良
空良
ああ
わたしは、本当に
あなた

二人と……え、えっちするの、

あなた

好き……

朔良
朔良
よく言えたね、あなた
朔良
朔良
素直でいい子だね
空良
空良
俺たちも、そんなお前のことが大好きなんだ
空良
空良
愛しくて愛しくて……
空良
空良
一分一秒でも、長く抱いてたい、愛してやりたい……
あなた

……うん

あなた

わたしも……

空良
空良
だったらあなた
空良
空良
前から、俺たち二人で相談してたことがあるんだが……
あなた

なに?

朔良
朔良
僕たちの家に、引っ越して来ない?
あなた

……!!

空良
空良
一緒に住めば、朝も夜もずっと三人でいられるし……
朔良
朔良
毎晩、あなたを抱いてあげられるよ
あなた

……!

あなた

朔良くん、空良くん……

空良
空良
どうだ? あなた
朔良
朔良
あなたはどうしたいかな?

一緒に住んだら……
空良
空良
次の日のことなんか考えずに、お前がぐずぐずになるまで抱いてやる……
朔良
朔良
キミの中も……
空良
空良
お前の外も……
朔良
朔良
僕たちで一杯に満たして……包んで……
空良
空良
俺たちのことしか……抱かれることしか考えられない……
あなた

――

朔良
朔良
ねぇ、そうなりたいでしょ?

あなた
空良
空良
俺たちにどろどろに可愛がられたい……

そうだよな?
空良
空良
あなた……
あなた

わ、わたし

あなた

は……

朔良
朔良
うん
あなた

わたし、二人と

あなた

二人と一緒に住みたいよ……!

朔良
朔良
……うん
朔良
朔良
ありがとう、あなた
空良
空良
あなた……、ありがとうな
あなた

ううん……こちらこそ、ありがとう

あなた

そして

あなた

これからもよろしく……

二人とも

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