第3話

幸せな気持ち。
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2020/01/01 08:52
きおら(オーナー)
ご飯を食べて美味しいって思えるだけでも些細な幸せだよね〜
きおら(オーナー)
僕のご飯がその幸せに加わってると思うと凄く嬉しくなるんだ〜っ
きおら(オーナー)
はい、食後のジンジャーココアです〜♪
春夜
っ!ありがとうございます
きおら(オーナー)
どういたしまして〜。じゃあ早速お話し聞こうかな


よいしょっ…と俺の隣に座るきおらさん。
きおら(オーナー)
月曜日が不安…なんだっけ?
春夜
はい…些細なことでも不安になって
きおら(オーナー)
心配性ってやつ〜?
春夜
はい…
春夜
金曜日仲の良い友達と話せなかった時とか、自分が何かしたのかな…とか考えちゃって…
春夜
月曜日、怒ってたらどうしようとか考えるんです
きおら(オーナー)
ん〜っ、気にしなくていいよって言いたいけど、春夜は気にするよね
春夜
…きおらさんはこういう時どうしてますか?
きおら(オーナー)
えっとね〜、不安なことがある時に僕がしてるのは
きおら(オーナー)
とにかく沢山の人とお話をすることかな〜
春夜
沢山人と話す…?
きおら(オーナー)
うん。人と話してる時って、その話してる話題で会話が進んでいくよね?だから余計なことは考えなくて済むから良いんだよね〜っ
きおら(オーナー)
沢山の人って言ったんだけど、仲の良い友達でもいいし、家族でもいい。お話しができて楽しいって思う人と話したら、気が楽になるって思うんだ〜
春夜
人と話してみる…
春夜
良いかもしれないです…!
きおら(オーナー)
でしょ〜?


ニコッっと微笑みかけてくれるきおらさん。
その姿を見て、落ち着いて話すことができた。


きおら(オーナー)
実際自分が思ってるだけで相手はけろっとしてる時とかも多いからね〜
きおら(オーナー)
不安な事がその日にならないと消えない時はとにかく話して話して話して…気も紛れるし、スッキリすることができる〜♪
春夜
不安な事がその日にならないと消えない時は話す…うん、俺にもできそうだ
きおら(オーナー)
ふふっ、良い顔になったじゃないか〜
きおら(オーナー)
きおらさんは嬉しいよ〜
春夜
えへへ
きおら(オーナー)
今こうやって話してる瞬間だけでも明日のこと気にせずに過ごせたでしょう?
春夜
はいっ


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それから少し話をして、7時を回ったから帰る支度をする。

春夜
今日はありがとうございました
春夜
あの…えっと….
春夜
明日も来て良いですか?
きおら(オーナー)
もちろん〜!きおらさんはいつでも待ってるよ〜
きおら(オーナー)
明日良く眠れたか、教えてね?
春夜
分かりました!
春夜
あ、食事代…
きおら(オーナー)
ん〜?いいよいいよ、今日は僕が誘ったんだから。常連さんになったら宜しくね〜?
春夜
あははっ、分かりました!


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–11時–

closeの看板を掛け、僕の1日が終わる。

店の中を軽くモップで掃除して皿洗いをし、一息ついた後、背伸びをする。
きおら(オーナー)
ん〜っ、今日も沢山のお客さんの笑顔が見れたな〜
きおら(オーナー)
春夜君、良い夢見れると良いな〜…まだまだ若くて青春だ〜
きおら(オーナー)
今日来たお客さんが良い夢を見れて、明日1日頑張れますように〜っと


星空を見上げながらお客さんの幸せを願う。


きおら(オーナー)
あ、コーヒー新しいの倉庫から出さなきゃ……よいしょっ




ゴンッ__


鈍い音がお店に響き渡る。



きおら(オーナー)
痛ぁ…また打っちゃった〜


今日もきおらさんはおっちょこちょいです。



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久しぶりに夢を見た。


その夢にはお父さん、お母さん、友達にきおらさん…沢山の人が出てきたんだ。


その夢は俺に「大丈夫。1人じゃないよ」と言っているようで、とても良い朝を迎える事ができた。