第72話

キスのその先〈紫耀×海人〉
7,439
2022/03/25 02:01
海人side















先生「じゃあ今日の授業はここまでで終わります」




4時間目の授業が終わった瞬間に、







お財布を持って購買へ走って行く人、




お弁当を持って教室から出ていく人、




友達とおしゃべりを始める人たちがいる











俺はいつも恋人である紫耀と一緒にお昼を食べているから




紫耀が迎えに来てくれるのを待っているところだった











女子A「紫耀くんって…隣のクラスの?」



女子B「そうそう、」



女子C「あー、分かるかも〜笑」

髙橋海人
……?


近くの席で喋っていた女子達が紫耀のことを話していて



何となく聞き耳をたててしまった







女子B「紫耀くんってさ、アレ大きそうじゃない?笑」



女子C「筋肉付いてるし大きそうだよね〜笑」



女子A「筋肉は推せる笑」



女子B「少なくとも私の彼氏よりは大きいわ笑笑」

髙橋海人
なっ…/////



何てこと話してんだよ!!////







別に俺も気にならないって言ったら嘘だけど




聞いてる俺がめっちゃ恥ずかしいんだけど…!///








平野紫耀
海人!ご飯行こ!
髙橋海人
っ…!///


女子A「あー、あれは巨根顔だわぁ…笑」



女子C「やっぱそう思うっしょ?笑」




巨根顔ってなんやねん!!



と、心の中で盛大にツッコミながら紫耀のもとへ走って行った






平野紫耀
海人、顔赤いけど熱ある?
髙橋海人
な、ない!ないよっ…!////
平野紫耀
そっか、よかった、




いつも2人でご飯を食べる屋上まで行く間も




なんとなく、本当になんとなく




視線が紫耀のソレにいってしまう





平野紫耀
海人は今日のご飯なに?
髙橋海人
今日はね、ハンバーグ
平野紫耀
まじか、1口ちょうだい
髙橋海人
えー、紫耀の1口デカいから嫌
平野紫耀
俺がデカいんじゃなくて海人が小さいんだよ
髙橋海人
っ…//



今の俺に大きいとか小さいとかの話はタブーだ




でも俺たち…キスまでしかしたことないから




紫耀のアレ…見たことないし…







紫耀も…そういうこと、したいのかな…?




もし大きかったら…俺…ちゃんと受け止めれるかな…//







平野紫耀
うわ〜、海人のハンバーグやっぱ美味いわ〜
髙橋海人
ちょ!勝手に食べるなし!
平野紫耀
しょうがない、じゃあこれと交換な
髙橋海人
え!なになに
平野紫耀
にんじん
髙橋海人
紫耀が嫌いなだけじゃん!ちゃんと食べなさい!
平野紫耀
おい!戻すなよ!




お箸を持つ紫耀のごつくて大きな手が目に入った







あれ、手が大きい人ってアソコも大きいんだっけ



薬指が長い人なんだっけ










…って、ご飯食べてる時に考えることじゃない!///




でも…気になって仕方がないよ…///







平野紫耀
あ〜…ご飯食べたら眠くなって来た
平野紫耀
予鈴鳴ったら起こして〜…
髙橋海人
う…うん…



目を瞑って数秒で眠りにつく俺の彼氏





力の抜けた右手に、俺の左手を重ねてみる






髙橋海人
紫耀の手…おっきいなぁ…



そのままきゅっと恋人繋ぎをしてみる



髙橋海人
うぅぅ…気になるぅ…


気になる…



とっても気になる…







紫耀のサイズと紫耀の気持ちが…気になるの…






髙橋海人
でも…我慢、しなきゃ…




眠れる紫耀の唇にキスを落として、



握っていた手を離した









そしてそのまま、


食べ終わった2人分のお弁当箱を片付けようとした












平野紫耀
…何が…気になるの?
髙橋海人
……え、起きてたの!?
平野紫耀
我慢しなくていいよ、何でも教える
髙橋海人
…っ、、





.






髙橋海人
…紫耀の…アソコって…おおきい…?///



.



平野紫耀
……
平野紫耀
……え…?





next…

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