you side
「あらあら〜あなたちゃんどうしたの」
『え?』
「すごい疲れた顔してるわよ(笑)」
『ふふ、そんなことないですよ笑』
自分のデスクに座った途端、
斜め前のデスクの菅野さんにそう言われた。
結局昨日の夜は激しすぎて身体が追いつけず
意識を飛ばしてしまった、
いつも海人の方が家を出る時間が早いので案の定朝起きたら
海人は居なくて、ひとつの紙がテーブルに置いてあった。
“ 昨日はごめん気をつけて行ってきてね大好き ”
お世辞にも上手とは言えない海人らしい字でそう書いてあり、
かわいいなんて思ってしまう私も私だな〜って。
「あ、知ってる?
今日から新しい人入ってくるらしいの!」
『そうなんですか?初耳でした笑』
「しかも20代の男の子だってよ〜、!
やっぱかっこいい子がいいわよね...笑」
『えぇ、菅野さん結婚してるんだから
手だしちゃダメですよ?(笑)』
「ただただイケメンを眺めて癒されたいの!笑」
『なんですかそれ...笑』
『私は正直イケメンとかどうでもいいので話しや...
ドンッ
「っ...はぁはぁ...やっばぁ...これって遅刻ですか、!!」
『え』
元「あ」
松田元太......?
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遅ればせながら宮近くん
誕生日おめでとう~🎂♡
これからもずーっと1番の推し!🎀
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!