松村side
松村「荷物まとめた?」
『うん!!これ!』
松村「え、多すぎん?笑笑」
『だめだよ、ほぼ北斗くんから貰ったやつだもん。』
あなたちゃんダンボール4箱分の荷物あるんです。
これ持ってけますか?持ってけませんよね()
なんとか捨ててもらいたいです、笑
松村「また買うからさ捨てよっか」
『やだやだ!!思い出沢山詰まってるんだから!』
松村「俺ん家入るかな〜笑笑」
『入らなかったら私北斗くんの家の近くに住む』
松村「だめ、俺と一緒じゃなきゃ意味無いでしょ?」
『そっか!』
ピコン
松村「あ、ちょっとまってて」
『うん!』
『北斗くん!!どう!?これぐらいは?』
松村「おお、減らせたじゃん」
『北斗くんから貰ったやつ以外全部捨てる!』
松村「ええ、それいいの?笑」
『うん!』
松村「これは?ずっと大切にしてなかった?」
『ああ!!これはだめだった!』
松村「誰かから貰ったやつ?」
『そう!元彼から!』
松村「、、は?」
『んへへ、これお気に入りなの♡』
松村「お前、、それ捨てろよ」
『えーやだ、』
松村「今の彼氏誰か分かってるよな?」
『うん、北斗くんでしょ?』
松村「そんなん俺買うから捨てろよ?」
『、、、ふふ笑』
松村「なに?」
『嘘だよ、これ忘れちゃった?』
松村「は?」
『北斗くんがいっちばん最初、付き合う前にね、
私が落としたハンカチを拾って渡してくれた特別なハンカチなんだ。』
松村「、、まじ?」
『うん!忘れちゃったの?
私すごく嬉しかったんだ〜、めちゃめちゃ塩対応でさ、
これ、ん。って!!!!怖かったぁ〜〜〜!!!笑』
松村「おまっ笑笑、もうびっくりしたじゃん!!」
『ごめんね?』
松村「いいよ、じゃあ持ってくか!!」
『れっつごー!』
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。