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第12話

錆兎物語
あなた…。


ある夜、私の夢の中で不意に名を呼ばれた。
声の主は錆兎という赤毛の少年だった。

そして朝。

なんか変な夢だったなぁ。


錆兎…。
それは炭治郎に稽古をつけた少年。鱗滝左近次という育手の教え子だという。


そして今日が終わる。


あなた…。
また名前を呼ばれた。






なに?
私が問うと、錆兎は答えた。


錆兎
錆兎
実は、君に話がある…。
色花捺(なまえ)
色花捺あなた
錆兎…?
錆兎
錆兎
君と俺には…。血の繋がりがある。
色花捺(なまえ)
色花捺あなた
え?
錆兎
錆兎
君のお父さんの妹の子供が、俺なんだ。
色花捺(なまえ)
色花捺あなた
そ、そうなの?
錆兎
錆兎
聞いたんだ。父に。
色花捺(なまえ)
色花捺あなた
え、え!でも錆兎のお父さんって…。
錆兎
錆兎
そうだ。死んだ。
色花捺(なまえ)
色花捺あなた
じ、じゃあ、なんで…?
錆兎
錆兎
俺も…。死んでるんだ…。最終選別で。
色花捺(なまえ)
色花捺あなた
嘘でしょ!?
錆兎
錆兎
嘘をつくと思うか。ホントだ。
色花捺(なまえ)
色花捺あなた
じ、じゃあなんで私はあなたと会ってんのよ!?
思わず声を挙げると、もうこんな時間、朝になっていた。
任務がある。だから2度寝する訳には行かない。



私は任務中も、ご飯の時も、ずっと考えてた。






そしてまたまた夜。私はすぐに床に就いた。
色花捺(なまえ)
色花捺あなた
錆兎!錆兎ォ!
私は主の名を呼んだ。だが、主は見当たらなかった。








それから毎晩、私の前に錆兎が姿をあらわすこともなく…。











痺れを切らした私は、鱗滝左近次という老人を尋ねた。もしかしたら、心当たりがあるかもしれない。
色花捺(なまえ)
色花捺あなた
ここ…?
それは、とても山奥にあった。それまでに、たくさんの罠があり、私は思いがけない物にクタクタだった。
鱗滝左近次👺
鱗滝左近次👺
よく来た。
色花捺(なまえ)
色花捺あなた
お邪魔します。
鱗滝左近次👺
鱗滝左近次👺
なぜ急に?
色花捺(なまえ)
色花捺あなた
あの、実は…。
私は、事情を話した。鱗滝さんは、少し驚いたような仕草をした。
鱗滝左近次👺
鱗滝左近次👺
実はな…。錆兎は、私の元教え子だった。だが、最終選別で…。
鱗滝さんは言葉を区切る。
色花捺(なまえ)
色花捺あなた
最終選別で…?
私はこの時、色んな事が脳裏に蘇った。

もしかして、錆兎が言ってたことは…、ホントなのか…。

ホントなのだったら、なぜ私は蝶屋敷であったのか。
鱗滝左近次👺
鱗滝左近次👺
最終選別で、命を落とした。
色花捺(なまえ)
色花捺あなた
!?



ホントだった。私は悲しみと悔しさで、呆然とした。
鱗滝左近次👺
鱗滝左近次👺
もしかしたら、錆兎とお前は、本当に血が繋がっているかもしれぬ。錆兎の両親は、鬼に襲われ、命を落とした。だから、真実は定かだが…。
鱗滝左近次👺
鱗滝左近次👺
天国で、教えて貰ったのかもな。
鱗滝左近次👺
鱗滝左近次👺
父親に…。





ようやく分かった。真実が…。
色花捺(なまえ)
色花捺あなた
あ、ありがとうございました…。
鱗滝左近次👺
鱗滝左近次👺
あなた…。
今日はもう遅い…。泊まって行きなさい。
色花捺(なまえ)
色花捺あなた
え、でも…。
鱗滝左近次👺
鱗滝左近次👺
お前の屋敷には、鎹ガラスを飛ばしたから、安心しろ。
色花捺(なまえ)
色花捺あなた
!ありがとうございます!
私は感情の波に飲み込まれ

その場で泣き崩れた…。

隠すことも無く…。
色花捺(なまえ)
色花捺あなた
う、うわぁぁぁん
色花捺(なまえ)
色花捺あなた
さ、錆兎…!
鱗滝左近次👺
鱗滝左近次👺
ギュッ
お前は…。錆兎のような…、若くして命を落とす様なことはするな…。
色花捺(なまえ)
色花捺あなた
は、はい…。



そして、更なる事実も発覚…。
水柱の冨岡さんと、錆兎は同期だということ。



だが、鱗滝さんに念押しされた。冨岡さんには、絶対言うなって。言うと、泣いちゃうから、って…。




次の日早く、私は屋敷へ帰った。



真実が知れてよかった。錆兎のことも。冨岡さんのことも。



でもこの事は誰にも言わない。















だって…。















言ったら、悲しくなっちゃうから。