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2020/10/01

第12話

膠着状態
しばらくして、
「まこ、こんな僕でもいい?」
「えっ。」
「リーダーみたいに強くないし、わがままだし、かっこよくもない。」
ただ、首を横に振るまこ。

「恋愛ポンコツな僕だけど、まこと仲直りしたい。仲直りしてくれる?」

まこは少し考えた、そして。
「…しない。」

「なんで?僕じゃダメ?」
「ううん、ダメじゃない。でも、仲直りは無理。私、重荷になってたんだもん。仕事でしばらくは繋がってられるから、それだけでいいよ。」
「それって…。」
「嫌なの、辛い想いさせてまでつきあってもらうのは違う。私が甘え過ぎたんだろうね…。」
「ううん、僕がわがままだから。」
しばらくの沈黙。

ドアが徐に開く。
「あぁ、もどかしい!」とリーダーが中に入ってきた。

「まこ、そんなボロボロにしたやつやめて、俺にしろ。」
「はぁ?何言うの?」
彼はびっくりしてる。

「それもないよ。もう誰かの重荷になるのも嫌だよ…。」
「俺、まこのこと絶対幸せにする。重荷なんて言うわけないだろ。あいつと俺は違うし。」

しばらく膠着状態が続く。

「僕、リーダーなら幸せにしてくれると思う。でも、まこちゃん大好きなんだ、やっぱり、僕のそばにいて。もう譲れない。」
ふっきれたのか、珍しいくらいキリッとしてる彼。

それを見たリーダー、
「まこちゃん、あいつと仲直りしてくれないかな?」
「えっ。」
「まこちゃんがボロボロなの、見てらんないし。あいつもだけど。」
「…。」
「仲直りしてもダメだったら、その時はまこちゃんがこんなボロボロになる前に俺が殴ってでも、まこちゃん奪うし、まこちゃん守るから。」
「…どうしてそんなに言ってくれるの?」

「俺、前に会ったのって覚えてる?」
「会社の飲み会?」
「そう、まこちゃんの歓迎会。自分の歓迎会なのに、なんでいるかわからない俺にまでめっちゃ世話焼いてくれたじゃん。あの時、いいなって。」
「あの時…。」
「でも、恋愛しないって聞いてたから、なかなか声かけられなくて。で、あの勝負があって。まさか、こいつの大好きな人がってなった。理由も聞いてぴっくりしたよ。」
「そうだったんだ。」
「わかった?俺が先なんだよ。でもな、まこちゃんがお前といる時幸せそうだったから、見守るって決めたんだよ!それなのに…。」


「まこちゃんの気持ち、聞かせて。」
と、リーダーに聞かれて、
「完全に困惑してます。」としか答えられなかった。

「まこちゃんらしいな。」と笑う彼。
「早く答えて、直感ですぐ決めて。」と続ける彼に
「あっ、最初と同じ。」と泣き笑うまこ。
「そっちは?」
「僕は仲直りしたい。まこちゃんに、幸せにしてもらうから。」
「うん。…わかったよ。」

「あぁ、良かった。」と言うリーダー。
「まこちゃん、さっき言った俺の気持ちは本当だから。別れるようなことになったら、次は俺。」
「はい。」
「俺、諦めてないし、次はこんな甘っちょろいことしないから。次がないといいな。」 
「もちろん。」
「あっ、ごはん行くからな。30分後に地下集合。」
「はい。」
「二人で、ごゆっくり。」とリーダーは部屋を出た。