さようなら リンナ
もしも生まれ変われるならば
その時はまた遊んでね
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アレッ…?
なんで…?
僕…
死んでない??
それどころが、痛みすらも感じない
むしろ、クッションのような柔らかいものが首に当たって気持ちいい
それなのに、民衆から歓喜の声が聞こえる
民衆は、王女が死んだことに喜んでいるようだ…
下に何か落ちていた
タコだ
…いや、タコのぬいぐるみだろうか?
処刑人はそれを王女の頭を持つかのように…
処刑人は民衆に対してこう叫んだ
処)これで、悪ノ娘から解放された!
これからは平和に暮らせるぞ!
民衆からワーッ!!!と歓喜の声が強くなっていった
やがて民衆は、王女の最後を見た後は次々と何処かへ行ってしまった
残っているのは、処刑人と僕だけ
処)エレン……
なんで僕の名前を知っているんだろう
処刑人は、断頭台から僕の首と両手首を外した
処)ちょっとこっちについてきなさい
僕は処刑人に言われるがまま、ついていった
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。