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第22話

22話 怒りのヘットロック
なるみや ひなた
なるみや ひなた
・・・
目をギュウッと閉じて
絶対に開かない。

怖くて動けない。自分が
情けなくて涙が溢れる。
はるな あまね
はるな あまね
っぐ
なるみや ひなた
なるみや ひなた
え?
かぜはる かなむ
かぜはる かなむ
ふざけるのも、いい加減にしろよ
滲む涙を拭くと、そこには、
私にキスしようとした周ちゃんを、

ガシッとヘットロックを、かけた
風晴君が立っていた。
はるな あまね
はるな あまね
っ、離せ・・・
かぜはる かなむ
かぜはる かなむ
消えたいのか?お前
ミシミシと周ちゃんの体から
音がしたので、慌てて止めに入る。
なるみや ひなた
なるみや ひなた
風晴君、やめて。
私は大丈夫だから・・・
かぜはる かなむ
かぜはる かなむ
泣いてる?
私から溢れ出た涙を見た
風晴君は、重い右パンチを

周ちゃんの頬に喰らわせると
体が、軽々と吹っ飛び、空き缶の山に
吹っ飛んで行った。

ガシャガシャガガシャン____
はるな あまね
はるな あまね
うがっ、ハア・ハア
かぜはる かなむ
かぜはる かなむ
まだ殴ろうか?
なるみや ひなた
なるみや ひなた
も、もう大丈夫だから
はるな あまね
はるな あまね
ぼ、僕は、こんなことぐらいじゃ
諦めないぞ!陽ちゃんを、僕の
お嫁さんにするんだ!!
なるみや ひなた
なるみや ひなた
ちょっ・・・
周ちゃん、さすがに空気読もうよ。

顔に血管が浮き出るくらい
ムカついて怒っている風晴君に

ボコボコにされた周ちゃんは、
もうこんりんざい陽咲さんには、

近づきませんとお辞儀をして、
風の速さで逃げ帰っていった。
かぜはる かなむ
かぜはる かなむ
あのチキン野郎が。
なるみや ひなた
なるみや ひなた
か、風晴君!
ごめんなさい!
私は、風晴君に心配を
かけてしまったことに、胸を痛めた。
なるみや ひなた
なるみや ひなた
信じてもらえないと
思うけど、本当は、お世話になってる
なるみや ひなた
なるみや ひなた
おばさんの誕生日プレゼントを
選びに行こうとしてたの!
その後も、私は一生懸命
自分の言葉で、起きた出来事を説明
し続けた。

それでも、伝えきれず、無理やり
キスされそうになった恐怖が、再び
思い出したりして、涙もたくさん溢れた。
かぜはる かなむ
かぜはる かなむ
うん、うん
説明している間も、泣いてる間も
風晴君は、静かに話を聞いていてくれた。
なるみや ひなた
なるみや ひなた
私、わた・・・
風晴君は、背中をさすって
落ち着かせてくれた。
かぜはる かなむ
かぜはる かなむ
いっぱい泣いて良いから。
落ち着くまでそばにいるから、安心しろ
なるみや ひなた
なるみや ひなた
うん、ありがとう
日が暮れてきた頃、私も
泣きやみ、風晴君もホッとした顔をした。
かぜはる かなむ
かぜはる かなむ
今回は、信じる。
あいつの勝手な行動のせいで
鳴宮を、傷つけたのも知ってるし。
なるみや ひなた
なるみや ひなた
私、風晴君に心配かけたくなかった。
本当は、自分で解決しなくちゃって
思ったの・・・でも
なるみや ひなた
なるみや ひなた
また、助けてもらっちゃった。
ごめんね。
風晴君は、気まずそうな顔を
すると、はあと重いため息を吐いた。
かぜはる かなむ
かぜはる かなむ
俺を頼るななんて
言ってないんだけど?
なるみや ひなた
なるみや ひなた
でも、風晴君、心配してたでしょ?
私、迷惑かけたくなくて。
風晴君は、私に寄りかかると
かぜはる かなむ
かぜはる かなむ
鳴宮のこと、いろんな意味で
心配してるけど、頼られないのが
一番辛い。
と、話してくれた。
なるみや ひなた
なるみや ひなた
そうなの?
かぜはる かなむ
かぜはる かなむ
ああ、だから
一番先に俺を頼って。
なるみや ひなた
なるみや ひなた
うん、わかった。
風晴君は、私の手を握ると
「もう少しそばにいろ」と言ったので

私も、もう少し彼の側にいることにした。