ボクが庭に埋めました。
大きな大きな穴を掘って埋めました。
悲しい気持ち、全てを覆い隠して欲しいと願って埋めました。
ボクが庭に埋めました。
弟に譲るように諭されたお気に入りのフィギュアも。
かじかんだ手が滑って欠けてしまったお客様専用の湯のみも。
全部、全部ボクが庭に埋めました。
ボクは掘り返すことも、掘り起こそうとも考えていません。
ただただボクの周りに起こる悲しみ全てを葬るために、庭にボクは埋め続けました。
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第2話 * オレが埋めました *
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編集部コメント
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