第31話

第19話
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2021/05/31 14:24
ってことがあったのが5年前。




ラギー「愚者の行進ラフウィズミー……!」



モブ「うわあああ!!」




階段で叫び声が聞こえ、その後に大きな音がした。



まるで高いところから落ちたような…………。




ラギー「シシシッ……!今回も完璧ッスねぇ」



モブ「さすがだな、ラギー!これで今年のマジフトの勝者はオレらサバナクローだ!」



モブ「おい、声が大きいぞ!黙っとけ!」



ラギー「まぁまぁ、オレらは着実にゴールへの道を進んでるんスから。ボロを出さず、落ち着いて行きましょ」



モブ達「おおーーーっ!!!」




しっかし、レオナさんってば……!



オレをとことん上手く使ってるッスねぇ……。



あれが群れのボスの…………!



…………いや。実際、蓋を開けてみればダラダラしたライオン様だしなぁ。



でも、実力があるのはわかってる。



王族がここに……しかも同じ寮にいるとは思いもしなかったッスけどね。



そんな身分の高いやつが……世界をひっくり返すって言ってんだ……!



ハイエナのオレでも……みんなで世界を変えれることが出来れば……!!そうすれば…………!!




ラギー「シシシッ……」




考えただけで口元がニヤける。オレはすかさず、口元を手で覆った。



瞬間、誰かに肩を軽く叩かれた。




ラギー「わ、ビックリした……どうしたんスか?」




肩を叩いたのは、オレと同じクラスのやつだった。




モブ「何か、さっきからラギーのこと探してるやつがいたぞ?」



ラギー「…………オレを?」




聞き返すとコクリと頷き、そいつは「それだけだから!」と言って去っていった。



もしや、ボロを出してしまって、バレたのだろうか。



いや、それはない。何もかも完璧にしてきたハズだ。



それに、オレのユニーク魔法は結構珍しいし、誰これ構わず情報を漏らしたりはしてない……。



じゃぁ、何だ?



オレを探してるなら、わざわざ広い校内を探し回らなくても、オレのクラスに行けばいいだけの話……。



と、1人でいろいろ考え込んでいると、外から声がした。





???「ラギーーーー!!!!!」

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