俺 が高校に入って 、初めての体育祭。
このころは ほんとに ガキ。
カッコつけまくりだった、 笑
俺 が出た、 騎馬戦の時。
『 (ぐぎっ) あッ!! 』
長尾 「 ど、どしたん?! 大丈夫?!」
『 だ、大丈夫やで…』
捻った。 痛かった。
けど がまん。
こんなん我慢できなきゃかっこ悪い。
とか思ってたんやろな 笑
・
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『 … 先生 』
先生 「 ん?」
『 ちょっと 。 頭冷やしてきます 。』
先生 「 え、熱? 大丈夫??」
『 熱やないです、 大丈夫なんで、 はい 。 』
時間が経つにつれ 足の限界が来た。
こんな時でも カッコつけて
” 頭冷やしてきます ” なんて 笑
『 (足を引きずる) いてててて …』
あっ
やばい 無理。
この瞬間だった。
『 (すっ) え??』
体が軽くなった。
『 え、え、 え、』
?? 「 足。 痛いんでしょ、 無理しない。」
「 ほら、 蛇口ある所までいくよ」
『 あ、ありがとうございます … 』
・
・
・
( 終わった )
『 … ありがとうございました。 じゃ「 待って!」 』
?? 「足。 貸して?」
『 … (足を出す) 』
?? 「(きゅっ) いよ、 はい。」
「 じゃね、 無理にカッコつけないこと。」
「 そっちの方が かっこええよ」
『 は、 はぁ ……』
なんだったんだろう …
先輩 からの 一言が気になって
足 を見た。
先輩 の言うがままに動いた足には
この 空 のような
キレイな色の ハンカチ が 付いていた _____
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。