第47話

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2021/03/24 14:00
両親が死んでいた。いや、正しくは″グチャグチャになった両親らしき肉片が散らばっており、死んでいると判断した″だろう。私は、その肉片を出来る限り避けながら、キッチンにある包丁を手にした。




今は呪具もなにも持っていないので、一応持っておいた。私は包丁を右手に持ったまま、2階に上がった。










侑「く、くんなや!」

2階の廊下を歩いていると、侑の声が聞こえ、走って声がした部屋に向かった。ドアを蹴り破ると、呪霊が治を襲うところだった。











私は瞬時に《行動可能》を【指定】して【無効化】した。




久々で、治達も動けなくなった。だとしても、解除せずそのまま包丁に呪力を流して、呪霊を祓った。






あなた「怪我は?」

治「な、無い…」

侑「なん、やったん……?」

あなた「怖かったな。もう、大丈夫だよ」

不完全な領域が消えて、私は持っていた包丁を下に捨てて、2人を抱き締めた。




すると、2人共声を出して泣いた。私の両肩は濡れた。





*****




あなた「この部屋から出たら駄目だからね」

そう言って私は、この部屋から出てドアに凭れ掛かった。





























ポケットに入れていたスマホを取り出し、ある人に電話を掛けた。





























ーーーーー

はい!作者です!!

あなたさん、まだ泣いてない。

まあ、まだ泣けない。の方が合ってるのかも?

ってことで、また次回!

バイチャ!

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