第20話

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2021/02/12 10:51
その噂が子供から子供へ、その子供からその子供の親へ、その親からその親の友達へ。と、どんどん噂が広まっていった。












勿論、私の両親も例外ではない。

だが、そんな話を両親は信じなかったので良かった。

私は両親だけが救いだった。

両親は「学校に行かなくても良い」と言ってくれたけど、そうすると負けた感じになるので私は精一杯『そういう子供 不良 』を演じた。



















そのまま、季節は冬になった。

この季節になると進路を決めていかなければならなかった。

私は、わざと、稲荷崎高校に行こうとしていた。





それを、両親はあまりよく思わなかった。

理由はわかってる。







私がまた虐められると思っているから。

だから私は、両親に説明した。

あなた「今この状態で私だけが違うところに行くと、逃げたと思われるの。それだけは嫌、虐めがエスカレートすると考えれるから。だから、表向きは稲荷崎高校」

母親「じゃあ、本命は何処?」

私はパソコンを開いて、両親に見せた。

父親「東京…呪術高専……?」

母親「全寮制…」

両親は首を傾げた。両親が知らないのも無理はなかったと思う。私だって夜蛾先生に誘われるまで知らなかったから。

あなた「私ね、前から宗教に少し興味があるの。それで調べたらこの高校を見つけたの」

母親「と、東京じゃなくても姉妹校が京都にあるじゃない。京都ではダメなの?」

私は首を縦に動かした。


































あなた「京都の高校に行く人が居るで、アカン」











渋っていた両親は、私の最後の一言で渋々頷いてくれた。





























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うっす、作者っす

暗いね…。

よく分からなかったら、コメントにお願いします!

次回も少しだけ暗めだと思う。

めんご!

んじゃま、バイチャ!

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