あなた「侑、治。帰る場所はある?」
部屋に入って、2人の手を包み込んで言った。五条は下に行って、硝子と一緒に本当に両親なのか、と掃除をしてもらっている。
侑「ある。」
治「俺もある。でも、ちょっと怖いわ」
あなた「うん、ごめんな。じゃあ、今日は2人で一緒に居りぃ」
"2人で"と言った時に、2人共が私の目を見て伝えてきた。
『姉ちゃんは一緒やないの?』と。
あなた「私はやることがある」
ポンポンと頭を撫でた。理解してくれたようで、不貞腐れながら頷いてくれた。
あなた「ちょっと、ごめんな」
私は《気絶していない》を【指定】して【無効化】した。簡単に言うと、気絶させた。
五条「運べばいいの?」
あなた「うん。ここに飛んでくれる?」
五条「ん」
すると、五条は2人の腕を掴んで飛んだ。私はそれを見届けて、下に居る硝子と合流した。
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あなた「グロイの、慣れた?」
硝子「慣れたくなかったんですけどね」
あなた「ごめんね。それと、ありがとう」
その言葉は、硝子に対してなのか。
又は、助けられなかった両親に対してなのかは、分からない。
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うっす!作者っす!
この後恋愛入れれたらなぁ。
まあ、入れるとしても、数話先だと思うけど!
ってことで、また次回!
バイチャ!
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。