夏油「あなた先輩。悟は最強になったんです」
笑ったあとも、私はずっと、夏油の背中や頭をトントンと撫でていた。
夏油「1人で任務に行ってる。硝子は元々危険な任務に行くことはない。必然的に私も1人で任務に行くことが多くなった」
夏油「昨年の災害の影響もあって、蛆のように呪霊が湧いたのは分かりますよね」
あなた「うん」
私は、ただただ、聞いていた。
夏油「呪霊を祓う、取り込むの繰り返し」
私は、祓って報告書書くの繰り返しだな。
夏油「誰の為にやっているのか、分からないんです」
もしかして、1年前の星漿体の一般人の反応で、自分の信念?みたいなものが、ブレ始めたのだろうね。
夏油「あなた先輩が任務に行っている間に特級呪術師の九十九さんに会いました」
あなた「ほぉほぉ。そんで?」
夏油「九十九さんが『全人類が術師になれば呪いは生まれない』と言ってました」
あなた「まあ、術師からは呪いが生まれないからね」
死後呪いに転ずるの除いて、だけど。
夏油「私は、非術師を皆殺しにした方が早いと思いました」
あなた「夏油は非術師が嫌いなの?」
私の問いに、夏油は首を横に振った。
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ぁぁああい!作者や!
夏油、闇々になってるね…。
灰原君のは、甚爾先生が助けたよ!
ちょっと、書き忘れてたんだよね…。
メンゴ!
じゃあ、また次回!
バイチャ!
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。