第27話

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2021/02/19 14:00
夏油「分からないんです」





夏油「術師は非術師を守ためにあるもの、という考えでした」



私は、また、静かに話を聞いていた。



夏油「でも、最近、私の中で揺らいでいるんです」



それから、淡々と(多分九十九さんに話した話を)話してくれた。








夏油「何が、本音か、分からないんです」



あなた「……夏油は、どっちがいいの?」

夏油「私は……」








夏油「…まだ、分からないです。すみません…」



あなた「謝る必要は、無いよ」

私は、夏油の背中と頭をトントンと撫で続けた。
















少しだけ、夏油が震えていたから。










あなた「私はね。助けたい人だけ助けるって決めてるよ」

夏油「…理由を、聞いても……?」




















あなた「だって、嫌いな人のために命張りたくないもん」

私は、夏油の両頬を挟んで、顔をあげさせた。しっかり、夏油と目を合わせて、言った。

あなた「夏油は頭が良いから、考えすぎちゃうんだよ」

ん〜、そ〜だな。

あなた「一旦考えるのを辞めて見たら?。そうした方が、自分の考えがハッキリする時もあるし」















あなた「それか、いろんな人に聞いて見たら?『貴方にとって術師とはなんですか?』って。参考にはなると思うよ?」





夏油「…ありがとう、ございますッ」






























夏油の目から、大粒の涙が流れた。



















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うっす、うっす、作者っす




ゲトウノヤミガウスマッタ

コレカラドウスル

▽ ■■ムラヘ、ニンムニイク

▽ フタリデイッショニイク

▽ ゴジョウサトルニカワッテモラウ




どれが、いいどす?

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