〜LINE〜
そうだよね。ゆきむ忙しいよね。ファンの皆が待ってるもんね。私優先なんてわがままにも程があるよね……
〈ぴーんぽーん〉
あなた「ん?誰だろ……」
あなた「はーい、どちらさm……!?」
ゆきむら。「ゆきむらだけど、ちょっと出てこれる?」
あなた「わ、分かった。すぐ行く」
ゆきむら。「ん。」
〜公園〜
あなた「急にどうしたの?配信は?」
ゆきむら。「配信なんて嘘。あなたのこと心配で会いに来た。」
あなた「……」
ゆきむら。「何かあったんでしょ?我慢しなくて良いから話して」
あなた ぎゅっ←ゆきむら。に抱きつく
あなた「やだっ……グスッゆきむにわがまま言って迷惑かけたくない……泣」
ゆきむら。「は?ちゃんと言ってくれない方が迷惑なんですけど」
ゆきむら。「お前の彼氏はゆきむらじゃん。何がそんなに言い難いわけ?」
ゆきむら。「何……浮気?別にいいよ…だからとにかく全部話せ」
あなた「皆のゆきむじゃ嫌。私のゆきむだもん。私の…私のっ……泣」
ゆきむら。「は…?そんな事で悩んでたの?」
ゆきむら。「誰がなんと言おうとゆきむらはお前のゆきむらだ。皆のゆきむらじゃない。あなたのゆきむらだ。」
あなた「そっか…•ᴗ•それが聞けてよかった(*´ ˘ `*)」
あなた (ゆきむら。を抱きしめていた手を離す)
あなた「じゃあさ、ゆきむ。今度は皆のゆきむになってきなよ」
ゆきむら。「は……?何言ってんの?」
あなた「ゆきむ……別れよっか…ニコ」
一旦切ります。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。