「別に…イッてない…です…」
震える唇を我慢しながら言った。
すると、彼は凄い勢いで腰を動かして来た。
手前の気持ちいい所から奥の気持ちいい所までが当たって、素早く動く彼を見ながら
ベッドを掴む。
「ぁぅ‥んぁっ…イッ…」
すると彼は腰を動かすのを辞めた。
寸止めだ。
彼は私を起き上がらせ、横になった。
「ここに乗って?」
その命令を聞き、彼のお腹の上に乗った。
すると、彼は
「違うよ。自分で挿れるんだよ?」
と言いながら私の手を引いて、恋人繋ぎをして来た。
私は、そっと立ち上がって、自分の中に挿れた。
「んぅっ…♡」
はぁっ…はぁっ
と吐息が漏れる。
カレのうえに乗っかってから動けない私を見て彼は私のくびれに手を当て、腰を動かしてくる。
奥まで当たって気持ちいい…
「やぁっ…んぁっ…」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!