京本side
「北斗…!!(涙)」
『大我っ…怪我は……ないか…?』
「僕は大丈夫だよ、!(涙)
でも北斗が…(涙)」
[……]
ー🚨🚓ー
「え、?(涙目)」
『俺が…先に呼んで…おいたんだ……』
【○✕宝石さんですね?】
[はい。]
【署までご同行をお願いします。】
[…分かりました。]
そう言うと宝石くんは僕の方を向いて、
[あと少しだったのに…]
と言い、パトカーへ乗って行った。
あんな口調だったが、
宝石くんの顔は青ざめていた。
北斗を傷つけてしまった事に相当ショックを受けたのだろう。
(パトカーが去っていった)
すると突然、
『あー、疲れた。』
そう言って何事も無かったかのように起き上がった。
「え、北斗…?」
『ん?』
「え、怪我は?」
『無傷だけど?』
「さっき宝石くんに刺されt…!?」
俺は戸惑った。
何故なら、
北斗の腹部には全く傷が無かったのだ。
『大我、
見事にハマったな。笑』
「どういう事、?」
『大我は洗脳されてる、
俺にね。ニヤリ』
僕はまだ気づいていなかった。
北斗の本当の顔を。
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遅くなりすみませんm(_ _)m
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!