第14話

2,807
2021/04/01 03:54
京本side













『大我…ッ!』













スタイルの良いシルエット…








安心する俺の好きな声…









「ほくとっ!」







そう、北斗。












[何でここが・・!]










『はぁ…はぁ…やっぱり,,,ここに居た…』













「ここは、?どこ…?」











『図書館だよ…』










「図書館!?」










[………]











「え、でも…本はどこにも…」









『ずいぶん前に廃墟になったんだ。』









『ここは…』








『俺と宝石が中学生の時の思い出の場所なんだ、』











『当時の俺は勉強が全然ダメで、』










『勉強しようと人気の少ない図書館…
まさにこの場所へ来たんだ。』












『そしたら宝石が1人で読書をしているのを見つけたんだ。』


















ー当時ー









『よぉ、宝石』










[あ、北斗。]









『ここで会うなんて…(笑)』









[ははっ笑
北斗がここに来るなんて珍しいなぁ。]











『あー、テストやばくてさぁ
ここなら集中して勉強できるかなーって』










[そういうことかー]









『宝石は?』










[俺?笑
まぁここで読書してたら誰か来んのかなーっていう実験的な?(笑)]












[俺たちが出会えた記念に笑
友達になろーぜ!]











『いきなりだな笑
まー、いいけど(笑)』










[マジ!?よっしゃ!
よろしくな!北斗]











『こちらこそ、宝石』











ー(ここで途切れます)ー










『これを機に俺と宝石は毎日のように図書館で過ごした。』











『あの時は本当に楽しかった。』











『だけど、今の現状…
おかしいよなぁ、宝石。』










『何で京本に手出すんだよ……』










[そんなの聞くまでもないだろ…]










[俺の北斗をとられてほしくないから。]











[北斗が好きだから。]











『は、?』












[実験してたの、嘘。]










[北斗を待ってたんだ。。]










『え……
何で俺が来ること…』












[メモ帳…見たんだ。]










『あのメモ帳!?』












[あぁ…○月✕日午後17:00 ◯◯図書館 って。]












『だからあの時メモ帳渡してくれたのか。
落とし者拾ったからって。』












[あぁ……]












[北斗の事ばっかり考えてて、
頭からずっと離れなくて……]









[ずっと好きだった。大好きだった。]











[でも北斗はこの京本大我と付き合った。]










[悔しくてたまらなかった。]









[だから、、]









『京本を傷つけた、ってことか。』












「…ごめん。
僕のせいで、宝石くんを怒らせた…」











『何で京本が謝るんだy[ホントだよ!]』








[お前のせいでっ…!俺の人生台無しになった!]













[あんたさえ居なければ…お前さえ出会っていなければ!こんな事にならなかったのに。]










「ごめん…(泣)」













[絶対許さない…絶対に。]











[さっさと地獄に行けばいい。]









キラン…













『おい、まさか……やめろ!』











[大我さーん笑 さよなら!]












ズッ









『ゔっ……』












「北斗!!!」










[…!?]












『た…いが……』









「北斗ーーー!!!!!!!」







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主です。

少し話が長くなりました💦

宝石の狂った嫉妬。いかがでしたか?
所々口が悪くてすみません…m(_ _)m

果たしてきょもほくはどうなってしまうのか、、

次回もお楽しみに!

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