京本side
『大我…ッ!』
スタイルの良いシルエット…
安心する俺の好きな声…
「ほくとっ!」
そう、北斗。
[何でここが・・!]
『はぁ…はぁ…やっぱり,,,ここに居た…』
「ここは、?どこ…?」
『図書館だよ…』
「図書館!?」
[………]
「え、でも…本はどこにも…」
『ずいぶん前に廃墟になったんだ。』
『ここは…』
『俺と宝石が中学生の時の思い出の場所なんだ、』
『当時の俺は勉強が全然ダメで、』
『勉強しようと人気の少ない図書館…
まさにこの場所へ来たんだ。』
『そしたら宝石が1人で読書をしているのを見つけたんだ。』
ー当時ー
『よぉ、宝石』
[あ、北斗。]
『ここで会うなんて…(笑)』
[ははっ笑
北斗がここに来るなんて珍しいなぁ。]
『あー、テストやばくてさぁ
ここなら集中して勉強できるかなーって』
[そういうことかー]
『宝石は?』
[俺?笑
まぁここで読書してたら誰か来んのかなーっていう実験的な?(笑)]
[俺たちが出会えた記念に笑
友達になろーぜ!]
『いきなりだな笑
まー、いいけど(笑)』
[マジ!?よっしゃ!
よろしくな!北斗]
『こちらこそ、宝石』
ー(ここで途切れます)ー
『これを機に俺と宝石は毎日のように図書館で過ごした。』
『あの時は本当に楽しかった。』
『だけど、今の現状…
おかしいよなぁ、宝石。』
『何で京本に手出すんだよ……』
[そんなの聞くまでもないだろ…]
[俺の北斗をとられてほしくないから。]
[北斗が好きだから。]
『は、?』
[実験してたの、嘘。]
[北斗を待ってたんだ。。]
『え……
何で俺が来ること…』
[メモ帳…見たんだ。]
『あのメモ帳!?』
[あぁ…○月✕日午後17:00 ◯◯図書館 って。]
『だからあの時メモ帳渡してくれたのか。
落とし者拾ったからって。』
[あぁ……]
[北斗の事ばっかり考えてて、
頭からずっと離れなくて……]
[ずっと好きだった。大好きだった。]
[でも北斗はこの京本大我と付き合った。]
[悔しくてたまらなかった。]
[だから、、]
『京本を傷つけた、ってことか。』
「…ごめん。
僕のせいで、宝石くんを怒らせた…」
『何で京本が謝るんだy[ホントだよ!]』
[お前のせいでっ…!俺の人生台無しになった!]
[あんたさえ居なければ…お前さえ出会っていなければ!こんな事にならなかったのに。]
「ごめん…(泣)」
[絶対許さない…絶対に。]
[さっさと地獄に行けばいい。]
キラン…
『おい、まさか……やめろ!』
[大我さーん笑 さよなら!]
ズッ
『ゔっ……』
「北斗!!!」
[…!?]
『た…いが……』
「北斗ーーー!!!!!!!」
NEXT
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主です。
少し話が長くなりました💦
宝石の狂った嫉妬。いかがでしたか?
所々口が悪くてすみません…m(_ _)m
果たしてきょもほくはどうなってしまうのか、、
次回もお楽しみに!
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。