京本side
[実は…多重人格なんです。]
「え?」
[驚かせてすみません。。本当の事なんです。]
「人格がどう変わるんですか?」
[相手の呼び名が変わり、相手を自分のものにしたい気持ちが強まり、人を傷つけてしまうかもしれないんです。]
「北斗が……?」
[はい…なので気をつけて下さい。]
「分かりました… あっ、あの、、
呼び名が変わる他に人格が変わる決め手ってありますか?」
[はい。それは、右耳を触ることです。]
「教えてくれてありがとう…」
[何かありましたら、僕に連絡下さい。]
と言って、宝石(スト)君の連絡が書かれた紙をもらった。
[では僕はこれで。お邪魔しました。]
ガチャ
それにしても………
宝石(スト)君ってあんなに詳しんだなぁ。
人を傷つける、、?
どういう事なんだろ…
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!