第9話

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2020/02/20 10:30













次の日の朝,体調もすっかり良くなって





会社に行く準備をする.












すにょん
治った??
あなた

うん

すにょん
良かった~
すにょん
じゃあこれで,普通の生活に戻るね
あなた

へ……??









体が固まる。












すにょん
そっとしていたのはあなたの体調が良くなかったから.
治ったんならいつも通りに戻るよ??
あなた

で,でも……

すにょん
もしかして嫌なの??
すにょん
俺のこと嫌いになった??
あなた

違ッ……!!

すにょん
どんな俺でもあなたは好きって言ったよね











歯止めがきかない。





気がつくと腕をがっちり掴まれていた。













すにょんは一切瞬きせずに目を見開いて私を見る。








そんなすにょんが怖くて,足がすくむ。














あなた

嫌じゃないよッ……、、、

すにょん
そっか、
すにょん
良かった









私の腕はすにょんの指の跡がくっきり残るくらい強く握られていて




次第に紫色に変わる。












痛い。









すにょん
ごめんね,あなた
すにょん
あなたは傷つけたくないのに
俺の気持ちが前に前に進むから止まらなくなって
あなた

大丈夫だよ、、、












本当は全然大丈夫じゃない.





すにょんにメンタルを壊されていく。





































車に乗ると,一言も喋らずただじっと外を見ながら会社に向かった。







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