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第2話

いつもの日暮れ
アンナside

 夕日が差して、近くに生えている草花が赤く照らされている。横を覗くと私の幼馴染みであり、唯一無二の大切な親友であるエマと一緒に歩いていた。

「それでね~お兄ちゃんがね~」

彼女の兄とはロディという金髪の青年であった。彼女は兄をとても慕っており、そしてとても仲が良い兄妹としても有名であるほど仲がよかった。

「はいはい、エマは本当にロディが好きなんだね。」

「うん!お兄ちゃんは私の自慢のお兄ちゃんだよ」

エマは満面の笑みでこちらに向かって笑い掛けてくれる。そんな彼女は私にとって可愛い妹みたいであり私はエマが大好きだった。

「お~い~アンナ~エマ~」

いきなり後ろから声が掛かってくる。これは…ロディの声?

「お…来たよ!お兄ちゃん…とアンナの旦那さん!」

エマが小声で囁きかける。私の顔は一気に赤くなる。

「別に…そんなのではないよ。」

そっぽを向く。

「どうしたんだ?」

「な…何でもない!」

私はそのまま何も言えずに下を向いてしまうのであった。

マイクside

 俺は親友であるロディと並んであるいていた。

「それでね~ジェシカが可愛いんだよね~」

ロディは彼女であるジェシカの話で夢中だ。ジェシカとは金髪のたてロールの髪をした少女でいつも双子の姉のサンドラと一緒にいるイメージだ。

「ねぇ、あれアンナじゃない?ほらお~い~アンナ~エマ~」

二人で走って向かうと、アンナがそっぽを向いている。体調が悪いのであろうか?

「どうしたんだ?」

「な…何でもない!」

そのまま下を向いたままである。本当に心配だ。

「ふ…ぶはっ…マイクって鈍感すぎて面白いね!これじゃあジェシカに笑われるのもわかっちゃうよw」

「何がおかしいんだ?」

「なんでもないよ?さっエマじゃあ俺たちは先にいこうか?」

「そうだね!お兄ちゃん」

「あ…エマ待って!」

じゃあね~何て言いながら遠ざかっていくエマとロディ。やはりあの兄妹は似ているなぁ何て思いながら俺はアンナと並んで歩くのであった。

アンナside

ヤバイヤバイ…よりによってマイクと一緒に帰れるなんて…

「なんだ?アンナ顔赤いぞ?熱でもあるのか?」

ぶっきらぼうに聞いてくるマイク。それで余計に私の顔は赤くなるが平然を装って私は言う。

「なんでもないわ。そういえば…マイクって好きな人いるの?」

私は何を聞いてしまったのであろう。はっと口を押さえる。

「好きな人か…アンナには絶対に教えないな」

「酷くないかしら?」

「いや、いつかは教えてやるよ。いつかは」

「いつか…ねぇ」

その時には私はマイクの隣にこうやって笑っていられるのだろうか?きっとマイクの好きな人を聞いてしまったら泣いてしまうかもしれないな…私はマイクのことが好きなのに…彼が嫌がることは出来ない為私は笑って流した。

「いつかは教えてよ?絶対、これ約束ね」

「ああ、約束だ。」
マイクside

俺は平然を装っていたが心は爆発してしまいそうであった。なんなんだよ!その顔。俺は赤くなりそうな顔をなんとか元に戻して心のなかで誓う

≪俺はアンナが好きだ。一生守りきってやる≫

と。そしていつかはこの言葉をアンナへ伝えたい。そんなことを考えながら俺はその言葉をこっそり心へしまうのであった。

ジェシカの部屋 ロディside

ジェシカ部屋で僕らはマイクやアンナについて話し合う。

「いや~やっぱりアンナとマイクは進展無さそうだよね。」

僕はつまらなそう…というかつまらないと思いながら言う。

「ふふふ…確かにそうっぽいですよね~。アンナ様もマイク様もどちらもお互いのことを好きあっていますのに…」

「そうだよね。」

「ロディとわたくしは案外早めに意気投合したんですがね…やはりアンナ様とマイク様の背中は押した方が良いのですかね?」

「いいや、ここはなりゆきにまかせようよ。ジェシカ」

「そうですね。ロディ」

ニコッと笑う彼女の顔を覗き込みながら僕も笑顔で応答するのであった。