第5話

学校
65
2020/10/26 11:12
モブ
あ、あなたちゃん、おはー
学校につき、友達と挨拶をしたりして教室に入った。

その間に、なんかさとちゃんがいなくなっていた。
あなた

おはよーん

ジェル
あ、あなたやん。
おはよ
あなた

あ、ジェル君おはよ

私が席につくと、隣の席に座るジェル君が話しかけてくれた。
ジェル
なぁ、あなたさぁ、数学の課題やった?
ジェル君の口から出てきた単語。

数学の課題。

もちろん、
あなた

やるわけないじゃん(((

ジェル
そうやろな。
ジェル君は関西から引っ越してきた子で、あまり長い間一緒にいた訳じゃない。

でも、ある共通の好きなことがあって仲良くなった。
ジェル
あ、あなた!!
お前昨日の遠井さん見たか!?
そう、今人気のタレント。遠井茜ちゃんだ。
あなた

あ"ぁぁぁぁぁ!!!!見てない!!寝ちゃった!!!

そう、私は昨日疲れてすぐに寝てしまったのだ。
ジェル
何やってんねん!!めっちゃ面白かったで!!
ジェル君は遠井さんと同じ中学だったそうで、とても仲が良いらしい。
あなた

最悪だぁぁぁぁぁ!!!

ジェル
ほんまに、しくったなお前!!
本当に、ジェル君のいう通りだ。

何てことをしてしまったんだろう。
あなた

私、もうだめだわ。今日頑張れない。サボろっかな…。

ジェル
アホか。YouTubeにアップされとるんやない?
この世にこんな天才の人はいるのでしょうか。

いえ、いません。
あなた

は!?お前天才かよ!!そうだよ!その手があった!!

私は早速スマホを取りだしYouTubeを開いた。

が、
先生
はーい、お前ら席につけ~
運が悪く、先生が入ってきた。

なので私は仕方なくスマホをしまった。
先生
今日は、お前らに転校生を紹介する。
先生の一言で、一気に教室がうるさくなった。

それもそうだろう。急すぎる。

それに、ジェル君が転校してきてまだ数ヵ月だ。
モブ
えー、転校生って男の子かな~?
モブ
イケメンがいいな~
モブ
女!!女来い!!!
私が必死にみんなの心の中を説明していたのに、みんなが考えていることは全然違った。
先生
よーし、じゃ、入ってこーい。
先生の言葉を合図に教室が静かになる。

そして、入ってきた人物は、
あなた

さとちゃん!?!?

そう、さっきまで喧嘩をしていた相手。

さとちゃんだった。
先生
あなたー、静かにしろー。
じゃ、自己紹介してくれ。
さとみ
こんにちは。
僕、百瀬さとみっていいます。
私たちの学校の男子制服を着たさとちゃん。

いや、違和感なくない?
さとみ
僕、親の都合で引っ越してきてきました。
あなたとは、友達です。
仲良くしてくれると、嬉しいな。
そう言い、爽やかな王子様スマイルをかましたさとちゃん。

あれ、朝と全然違う。
先生
あ、それと、もう一人いるぞ~。
入ってこーい。
は?もう一人!?


バタバタと入ってきた人物は、
ころん
ころんです!!
青猿ころん!よろしく!!
あ、ゲーム好き!仲良くしてね~!!
これまた、元気な子。

相変わらずのヤギボの彼は綺麗な白い歯をみせてニカッと満面の笑みを浮かべた。
ころん
僕もあなたちゃんと友達~!
私に向かって手を振ってきた。

あ、やめて。女子からの視線が痛い。
先生
とりあえず、さとみは後ろの廊下側の席な。
ころんはこの前の窓側。
さとみ
わかりました。
ころん
了解で~す!
そして、二人は自分の席についた。


え、何これ?

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