第4話

初めての喧嘩。
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2020/10/21 11:20
???
おいっ!起きろ!!
遠くで男の声がする………
???
おいっ!てめぇ、いい加減にしろ!!
パシンッ
あなた

いっ……たぁ…!

目を開けると、ピンクの髪の男。

頭を叩かれた……?
あなた

さとみさ、ん……

さとみ
おい!もう6時だぞ!!早く起きろ!
あなた

え、まだ6時の間違いじゃないですか?

こんなに早く起こされるなんて信じられない。
さとみ
はぁ?もうだろ!
あなた

どんだけ早いんですか!ジジィかよ!

さとみ
おまっ、誰がジジィだよ!
昨日会ったばかりとは思えないしょーもないことで喧嘩が始まった。
ってか、なんやかんや喧嘩しながら朝の支度をして家を出た。
あなた

さとみさんって、他の人に見えたりしませんよね?

こんな不審者みたいな人が私の隣歩いてるなんて、私が変人みたいだし。

さとみさんはこちらをちらりともみずに答えた。
さとみ
見せようと思えば見れる。今はお前以外見えてねーよ。
だから、お前今一人で話してる変人だよ。
あなた

え、

ぐるりと周りを見ると

チラチラとこちらを見てくるおじいさん、

こっちを指差してる男子小学生、

小さい子を抱っこしてこっちをガン見しているお母さん。



あなた

なんでぇ!!!

さとみ
うるさい。
もうほんとに!!最悪なんですけど!!!
あなた

…さとみさん、その服どうにかしてくれません?

服さえどうにかしてくれれば見れるようにしてもらえばいいけど。
さとみ
服?例えば?
私はスマホをとり、検索をする。

そして、出てきたよさげな服をさとみさんに見せる。
あなた

これとか。

すると、さとみさんは私のスマホを見て、
さとみ
だっさ。
と言って私の先を歩き方だした。
私は数回深呼吸をして、言葉を放った。
あなた

4ね。

さとみ
残念でした~!!俺生きてないから死にませ~ん!!
こんなに見た目はいいのに何でこんなうざいんだろう。

残念な男ランキング1位だわこれ。
あなた

……これから、敬語やめるわ。さとちゃんって呼ぶわ。よろ。

こんな人に敬語を使いたくない。うざいもん。
さとみ
てめぇ、舐めてんじゃねぇぞクソガキ。
このあともお互いに言いたいこと言い合ってたら人に変な目で見られていました。

ってか、気づいたら学校についてました。

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