もう邪魔な女はいなくなり肩の荷が楽になった
今日は入学式
俺が恋に落ちる相手はどんなやつだろ、、って
そればかり気になり、昨日はよく眠れなかった
早く学校に行きたい
ーー
クラスは1組
1クラス40人
3年間変わらないクラス
40人のうち1人くらいは、俺好みの男はいるだろ
俺は、県外から来たため知っているやつなんていない
俺は友達を作るのが苦手だ
だからこのクラスに馴染めるかどうか、、
不安で仕方なかった
重い足をなんとか上げ教室に向かった
教室は幸いドアが開いていて、、
注目されることは、なくなった
入った瞬間話しかけられてびっくりした、、
俺の席場所を探してくれてたみたいだ
コミュ障すぎて笑えるよ、、
ーー
はあ
なんであんなやつがこんな俺と絡んでくるんだ
入学式から1週間経った今でも
あいつは俺にひっつきっぱなし
今、あいつの扱い方わかってきたころだ
うん、この通りだ
こうしておけばいい
まあ、こうしておいても構わず俺の方に来るんだよなあ
あーあ
ほんとになんでこんな対して面白くもないのに、、
俺なんかといてくれるんだろな
俺は、教室の隅っこにいる人間と一緒なのに、、
あいつは、真ん中に立っている、、
そんな存在なのに、、
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。