第8話

‐第七話‐
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2020/04/27 10:02
ーさとみ視点ー
ななもり
ななもり
あなたちゃん、菜摘ちゃん、魅夜ちゃん、ルキ君
君達を元の世界に帰すよ
なーくん、今なんて言った?
“元の世界に帰す”?
え?元の世界に帰すって言ったか!?
影星 魅夜
影星 魅夜
え!?私ジェル君と別れなきゃ行けないの!?
ジェル
ジェル
嫌やなーくん!
俺魅夜と別れとうない!
ななもり
ななもり
あのねジェル君に魅夜ちゃん
俺別れてなんて一言も言ってないよ?
ななもり
ななもり
それに元の世界に帰すのは理由があるからだよ
いや理由も何もあっちの世界に帰すとまた襲われるだろ!!
莉犬
莉犬
なーくんの考えてる事が分からないよ…
黒夜 ルキ【健常モード】
黒夜 ルキ【健常モード】
ねぇ、帰してくれるのはいいけどさ、自己紹介聞く限りこの二人はまた襲われるかもしれないんでしょ?
暁 菜摘
暁 菜摘
ーーあ、そういう事ね
ころん
ころん
あれ?なっちゃんだけ理解しちゃってるけどなーくん
暁 菜摘
暁 菜摘
いやなっちゃん呼ぶな気持ち悪い
ころん
ころん
僕の扱い酷くね?
さとみ
さとみ
んでなーくん、結局どういう事なんだ?
橘 蓮【人間モード】
橘 蓮【人間モード】
俺はいなくなってくれるのはありがたいんだがな…また厄介事に巻き込まれたくないし
るぅと
るぅと
蓮さんは人見知りが激しいですよね…
違うぞるぅと、蓮の場合ーー
黒夜 ルキ【健常モード】
黒夜 ルキ【健常モード】
違う、コイツの場合他人と関わるのがめんどいだけ
おいルキ止めろ、蓮が爆発してしまうぞ。
いや、もしかしてコイツそれが狙いなのか…?
橘 蓮【人間モード】
橘 蓮【人間モード】
それでななもり、説明を頼む
早くしないとこの場が血祭りになりそうだ
おお、耐えた…!
あの地味にプライド高い蓮が耐えた…!
橘 蓮【人間モード】
橘 蓮【人間モード】
おいさとみ、誰が地味にプライドが高いんだって?
ーーあ
さとみ
さとみ
あはは~そんな事俺言ってないよ?(^^;
橘 蓮【吸血鬼モード】
橘 蓮【吸血鬼モード】
次言ったら潰す
影星 魅夜
影星 魅夜
えっと
その前にいいかな?
莉犬
莉犬
ん?どうしたの魅夜ちゃん?
影星 魅夜
影星 魅夜
話すんだったら、食堂で話さない?
ここ一応私の部屋なんだけど…
あ、そういえば二人紹介するために魅夜の部屋に来たんだっけ、忘れてた。
ころん
ころん
てか僕お腹減った~
ジェル
ジェル
でたでた青い彗星乞食が
ななもり
ななもり
とりあえず、二人共ご飯お願いしてもいいかな?
ーーあ、確かそんな話してたな。
桜崎 (なまえ)
桜崎 あなた
はい!
暁 菜摘
暁 菜摘
はーい…
影星 魅夜
影星 魅夜
ねぇ、私も手伝う!
黒夜 ルキ【健常モード】
黒夜 ルキ【健常モード】
僕も自炊してるし、やる…
ななもり
ななもり
うん!じゃあ四人に晩ごはんはお願いして、俺達は食堂にいようか
るぅと
るぅと
そうですね、では皆さんお願いします
ころん
ころん
うぇ~いご飯ご飯~!!
橘 蓮【人間モード】
橘 蓮【人間モード】
ころ猿はいつも通りか
莉犬
莉犬
ちょ、ころちゃん!?
あんまりはしゃがないの!
ジェル
ジェル
はぁ~魅夜の料理久しぶりやな~
さとみ
さとみ
お前もお前で惚気てんじゃねぇよジェル!
こちとらまだ言えてないし匂いだってヤバイんだからな!
なんて言えるハズもなく、俺達は魅夜の部屋をあとにした。
ーーやっぱりあなたは俺の事覚えてないのだろうか。
それはそれで悲しいけど。
だが、やっぱり成長するに従ってアイツに似てくるんだな…。
なんで俺の側からいなくなったんだよ…。
あざみ………。

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