第16話

end
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2019/03/09 10:54
彩音
……
彩音
今さ、私と恭平くんでまわる予定だから、来ないでもらえる?
あなた

ごめん…、それはm…

恭平
恭平
ごめん



私が頑張る番。


そう気づかせてくれたから、





彩音ちゃんなんかにとられてたまるかって。



そんな思いで、ごめんって言おうとしたのに、








恭平が、誰に向けてかわからないけど、ごめんって言うんだ。




あなた

へ…、

彩音
恭平くん…?
恭平
恭平
彩音ちゃん、俺、やっぱ無理やわ…
彩音
…やだっ、…それは、やだ…!
彩音
そんな事言うなら…!!
約束破る事になるんだよ?
恭平
恭平
…俺が、守る。
あなた

ねぇ恭平ッ





なんのことかさっぱりわからない私は、






ただ見守ることしかできない。





恭平
恭平
ていうか、俺らに関わらんでや
お前の空間はどこにもねぇし!

俺は、…あなただけなんだよっ!!
あなた

えっ、……?




なに今の。






あなただけなんだよって。





なに?それ。







そんな嬉しくなる言葉が出るなんて、聞いてないよ。







勘違いしちゃうよ、?







彩音
ッ、………

もういい…!あなたちゃんより幸せになってみせるんだから!
恭平くんじゃなくても、別にいいし!!



なんか、彩音ちゃんが…行っちゃったんだけど…。





あなた

あ、っ、…あの…恭平、彩音ちゃん……

恭平
恭平
あんなやつ、どうでもいい。
恭平
恭平
ごめん、あなた
ほんまにごめん
恭平
恭平
俺、バカやった。
守ればいい話やのに、ほんまにあほや…
あなた

いや、まって、なんもわかんない。
え、?あの…

恭平
恭平
全部、話すから。
あなた

うん…。

恭平
恭平
俺な、彩音ちゃんに告白されたねん。
でも好きやないから、俺はあなただけやから、フッたんよ
恭平
恭平
したらな…
あなたちゃんに何してもいいんだ。私、あなたちゃんが好きなの知ってるんだ。
私と付き合ってくれなきゃ、いじめるって…言われてん。
あなた

え…

恭平
恭平
やから俺、従ってしまったんよ。
ここで俺、守るからって言ってフレばよかったんに。バカやんな…ほんま
あなた

そんなことない!!
だって…私が勘違いしたのがアホみたいだし…
私、なんもわかってなかった。

恭平
恭平
…それってさ、
恭平
恭平
俺の事好きみたいに聞こえるねんけど?笑



そうだよ。







好きだよ。








早く気づけば、いいのにさ。







自分から告白は、なんか私じゃないし、





恥ずかしからさ…








でも、私じゃないみたいだけど、




自分の気持ち、伝えなきゃ。








あなた

だったらどうする…?

恭平
恭平
え、?
あなた

好きって言ったら、どう、する?/

恭平
恭平
マジ!?   卍!?
あなた

うん、卍 笑

恭平
恭平
…俺、ほんまにあなたが好き。

やから、俺と付き合ってくれへん…?
あなた

もちろん、!よろしくお願いしますッ

恭平
恭平
おっしゃあ…!!




恭平の一目惚れなら、信じてみてもいいかなって。




恭平となら、大丈夫だって。





そんな気がする。






恭平
恭平
あなた…
あなた

ん、?




触れるだけのキス。





正面を向いた途端 、ふってきた。





あなた

ちょっ、///

恭平
恭平
ファーストキス、もらえた?
あなた

ッ 、そーですっ。ファーストキスです //

恭平
恭平
ふはっ、卍やな。




マジ卍だよ。ほんと。














end


『私の好きな人は、卍好き』

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