そうやってさ、一途なとこ。腹立つ
早く諦めてほしいのに。
いつか、こんな事があった。
「一目惚れしました。付き合ってください。」
そこまでモテやしない私が、少し仲良くなった年下に、告白された。
もちろん、嬉しくて…。「いいよ。」ってこたえた。
それなのに…
次の日、「これは遊びだったんです笑 罰ゲームで。だから、別れてくださいよ。」
その日から、告白に信じられなくなった。
人を、好きになれなくなった。
特に…
一目惚れ。
このワードが、1番嫌いになった。
だから、恭平に告白されて、簡単に信じられないんだ。
本当に本当に大好きな人しか、大好きになった人しか、付き合いたくない。
けど、一目惚れされた相手に、恭平に、
そんな感情、抱ける自信が無い。
こわい。
信じられない。
信じたいけど、、、
そんな感情が、混ざってる。
でも…
恭平と出会って、
恭平の一途さに驚かされて、
少しだけ。信じてみようかな。なんて
心が、揺らぎ始めたのかもしれない。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。
登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。