第8話

一途さ。
2,055
2018/12/08 12:54
先生
じゃあ、決まったかー?
生徒
はーい
先生
1年生は今年、〇〇公園に行く。
そこでグループそれぞれ、好きなものを作ってもらう。まずは作るものと、食材を決めてくれ
生徒
はーい
恭平
恭平
なぁなぁ、何作る!?
あなた

なんで、そんなに、はりきるのぉ…?笑

恭平
恭平
あなたと一緒やもん!楽しみすぎるねん!
あなた

はっ 、 //

優羅(ゆら)
高橋くんさ、あなたのこと好きなのはわかるけどね?
告白して、フラれてるのに、よく諦めないよねぇ…笑
あなた

ほんっと、諦めてほしいわ。
うちは、恭平なんかにふりむきませーん!

恭平
恭平
ほんまに?
…俺、絶対好きにさせるって決めてんねん。一目惚れしたもん。だから、諦めたくない。
あなた

うっ、…






そうやってさ、一途なとこ。腹立つ








早く諦めてほしいのに。











いつか、こんな事があった。


「一目惚れしました。付き合ってください。」


そこまでモテやしない私が、少し仲良くなった年下に、告白された。

もちろん、嬉しくて…。「いいよ。」ってこたえた。



それなのに…

次の日、「これは遊びだったんです笑 罰ゲームで。だから、別れてくださいよ。」



その日から、告白に信じられなくなった。
人を、好きになれなくなった。



特に…





一目惚れ。






このワードが、1番嫌いになった。



















だから、恭平に告白されて、簡単に信じられないんだ。






本当に本当に大好きな人しか、大好きになった人しか、付き合いたくない。







けど、一目惚れされた相手に、恭平に、

そんな感情、抱ける自信が無い。








こわい。



信じられない。




信じたいけど、、、








そんな感情が、混ざってる。


















でも…







恭平と出会って、


恭平の一途さに驚かされて、









少しだけ。信じてみようかな。なんて





心が、揺らぎ始めたのかもしれない。






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