前の話
一覧へ
「おーいナミー!あっちに島が見えるぞー!!」
ニマニマと冒険の匂いがする…などと船首で笑っているのはこの麦わらの一味の船長モンキー·D·ルフィ。人呼んで麦わらのルフィ。世界でいま大きな注目を集めている海賊の1人だ。
「え?次の島はまだのはずなんだけど…」
ログポースを不思議そうに見つめるのは一味の航海士の泥棒猫ナミ。
「ログポースが示す島じゃねえってことか?」
怪訝そうな表情をうかべるのは狙撃手ウソップ。生粋のネガティヴ男だ。
「えぇー!?それって行ってもいいのか!?」
見た目はタヌキ。実はトナカイ。大きな帽子がトレードマークな船医トニートニー・チョッパー。
「ルフィが行かねえ訳ねぇだろ」
ニヤリと笑うのは三刀流の剣士ロロノア・ゾロ。とてつもない方向音痴だが、戦闘員として実力は高い。
「おもしろそうね」
いつもの様にニコリと笑う考古学者ロビンに対して、全然おもしろそうじゃねェよ!!とチョッパーとウソップは鋭くツッコんだ。
「ルフィ!ログポースが指し示さない島なんて異常すぎる!!この島は何があるか分からないわ!」
「そうだ〜ルフィ頼む〜!!あの島絶対やべェよ〜上陸すんのやめようぜ〜」
「何言ってんだウソップ!見てみろ!あの島紫色の霧がかかってる!絶対面白いだろ!」
「それ絶対ダメなやつだろ!!」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。