そうやって言ってみっくんは私の腕を引いて5歳児みたいな目で走り出した
私はびっくりした。だって水族館は生まれて1度も行ったことなくて行きたいと前々から思っていたのだ。
みっくんはいつの間にか私の腕じゃなくて手を握って誘導してくれていた
私は嬉しくて首を降るので精一杯だった
そうやって言ってみっくんはいつもの優しい笑顔で私を見てきた
そしてショーが始まりお客さんたちもテンションはMAXになっている
そんなことを考えている間に私の目の前にはもう水があった
そう思って前を見るとみっくんが壁となって私が濡れないようにしてくれていた
そのおかげでみっくんの背中はびちょ濡れだ
お土産屋さんにて
お土産を買い終えて自分の友達のお土産を持っているとなにも言わずにみっくんが荷物を持ってくれた
今日はありがとうって何回言ったかな、次はみっくんにありがとうって言われるようにがんばろ!!
続く
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。